防腐剤不使用は肌に良いのか?

 よく見かける「◯◯不使用」の表示

お店やネットでも「防腐剤不使用」と書いてある化粧品をよく見かけます。
「パラバンフリー」ということは、「パラベンの代わりにどんな防腐剤が使われているのか?」が気になるところです。

水でも腐るように、化粧品も防腐されるものがないと腐ってしまいます。が、防腐剤がいらなかったり、少なくて済む場合もあります!

例えば「アルガンオイル」配合の化粧品。
アルガンオイルは元々抗酸化作用のあるビタミンDが含まれていて酸化しにくい油なので、防腐剤が少くて済みます。
他にもBGという保湿剤は抗菌作用もあるのでBGを防腐剤の目的で配合されている場合もあります。

このように防腐剤不使用の場合は、他のもので代用して化粧品が腐らないようにしていることがあります。
「パラベン」ではなく他の成分、もしかしたらアレルギー反応を起こしやすい成分で防腐している可能性も考えられます。

ちなみに「パラベン」は化粧品基準で配合量が制限されているので安全な範囲で使用されていることが分かります。

肌に合わない成分は避ける

日焼け止めで「紫外線吸収剤フリー」を謳っていると良さげなイメージがありますか?
「紫外線吸収剤」は紫外線を肌表面で吸収して熱に変えて発散する性質があります。

紫外線吸収剤フリーとは他の方法で紫外線をカットしている。ことになります。

例えば「紫外線散乱剤」があります。
酸化チタンは紫外線散乱剤で紫外線を肌表面で跳ね返して日焼けを防いでいますが、酸化チタンで肌が荒れる場合は「紫外線吸収剤」の方が合っているのかもしれません。

配合してないことが良いイメージ

◯◯フリーなんて書かれていたらついつい良い物と思ってしまいがちですが、間違った情報に振り回されないように商品が選びたいもの。
「成分◯◯◯ってなんだろう?」と思ったら調べてみるといいかもしれません。

「防腐剤」や「紫外線吸収剤」、「紫外線散乱剤」は肌に影響が出にくいように配合規制が国で決められているので過剰に拒否し過ぎなくてもよさそうです。

ただ特定の防腐剤などで肌が荒れた場合はその成分を覚えておき、次回の化粧品選びに役立てると良いですね。
「防腐剤」と聞いて過敏に反応せず、過剰に表示された広告は冷静になって読み返してみましょう。


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