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1/22-23 映画「Into Great Silence」

 朝起きてから憂鬱で、もう何もかも終わりにしたいと思った。死にたいという思いはもうずっとあって、それに今年に入ってからはさらに膨らんでいる。人は死ねるなら死なないといけないと真面目に思っている。誠実に生きようとすれば死を選ぶ他ないのだと思っている。この世で生きながらえている人は論理を突き詰めていないか、あるいは僕のように、死ねなくて困っているかそのどちらかだと本気で思っている。

 それで朝目が覚めてからPCのファイルを全削除して1/22-23の二日間ずっと寝ていた。その間思い出したのが「Into Great Silence」という映画のことだった。この映画が素晴らしいから思い出したわけではないけれど、この映画で描かれている生活が羨ましいから思い出した。僕は宗教の寄り集まりの不徹底性が好きではないのだけれど、こういう美しい土地の、美しい建築物のなかで、人と関わる厄介さにも関わらず、娯楽のパターンを限って暮らす方法の「巧妙さ」に惚れ惚れする。

 僕が徹底しようとしたって、せいぜい一日中瞑想をするとか、そうでなければ寝ているとか、あるいはインターネットを見ながらだらだら過ごすとか、ゲームをするだとか、そんな逃げ道があるに過ぎないし、そこから逃げ出す方法をうまく編みだすことができていない。

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