1/25 ビッグマック

 午後三時に起きて昨日の流れで昔聞いていたアニメソングを聞き返していた。そのうちアニソンを聞いている自分の姿が滑稽で、神がどうだとか、死がどうだとか、超越的なことを考える気持ちが失せ、ネットサーフィンしていた。ネット上にはいろんな人がいてなんとなく自分が相対化されていく気がして気持ちいい。それでもなんとなく気持ちが落ち着かない。最近一人でいると寂しさが募ってだいたい気持ちが落ち着かない。それでいてやることもやれることもやりたいこともなくて、部屋でじっとしている。

 寂しいけど人といると不愉快な気分になることが多いのが辛い。午後九時頃親がマクドナルドを買ってきてくれてそれを食べた。ニートにとってマクドナルドはごちそうだ。

 それからゲームでもやろうかと思ってパソコンを起動したけれどやりたいゲームがなくて、代わりにネット将棋を指していた。頭が悪すぎて負けが混んで、嫌になってまたネットサーフィンをしていた。明日どこかに出かけようという気がして、でも行き先が決まらないからそれを探していた。

 N響のコンサート情報を見ると、再々来週のコンサートがパーヴォ・ヤルヴィのブルックナー第七番だったから、これはぜひと思って自由席1600円を予約した。機会がなくてまだ一度も行ったことがなかったから楽しみだ。僕は作曲家の中でブルックナーとモーツァルトが特別好きだ。ブルックナーの第七番は可憐できれいな曲で、特に第一楽章と第二楽章は無駄を省いて美しいメロディーだけを何度も何度も繰り返す感じで、なんだかいじらしいたまらなさがある。

画像1

 パーヴォ・ヤルヴィは録音で少し聴いたことがあるけれど、どの作曲家を振っても早め、軽め、あっさりめにサクサク振っていく現代的なイメージの指揮者だ。それでも基礎がしっかりしているというのか、安定していて、美しいというより「きれい」でまとまった感じの演奏で割と好きだ。こういう力量のある指揮者が日本で指揮者をやってくれているのは素晴らしいことだと思う。

 明日どこかに出かけるのも含めて、何かとお金がかかる。そろそろアルバイトを始めないとだめだけど、いざ始めても続けられる自信がなくて悩んでいる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?