季節の中に
僕の左肩に舞い降りた
小さな花びら
いつの間にか濡れていた
傘からはみ出した右肩
横顔を照らす
大輪の鮮やかな光
わざと踏みしめたくなる
落ち葉の散歩道
冷たい指先に
はぁ~と吹きかける白い息
見上げた空
今日も君に出会えた
君を失ったとき
僕の世から
彩(いろ)が消えた
でも見つけたんだ
季節が巡っても
そこに君はいて
穏やかに笑いかけてくれる
だから僕はすがってしまう
季節が隠してしまうまでは
僕はただ君を探し続ける
明日もまた...
作/lave No.38 2023.12.23
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