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物忘れ

 昨日、就寝前に考えていたことが思い出せない。なにか考えていて、「明日、noteに書こう」と思っていたことがあるのは覚えているから、たちが悪い。外側の包み紙だけで、中のキャンディーを持っていかれたみたいな気持ちでいる。
 でも経験上、思い出そうと思っても無駄なことは分かる。だから、なるべくメモ帳を持つようにしているのだが、起き上がって書くのが億劫なこともある。夢うつつ、そのまま眠りに入ってしまうのはしょうがない。まあ、急になにかのきっかけで思い出すこともあるから、そう楽観的に考えたほうが良い。気の抜けたときのほうが思い出すという打算もあり、わざと早めに気楽を装う。そんな自分なりの裏技でもある。
 
 記憶は、不思議だ。今回みたいに外側だけ残して、肝心な中身を忘れてしまう。青春時代のお気に入りの一曲は、題名を忘れてしまうのにだ。リズムや歌詞は口ずさめるのに題名を忘れる。なんで思い出せないことは、内容だけ消えてしまうのだろう。
 だけど、思い出すことがあるってことは、頭の何処かに残ってはいるんだよな。ファミコンソフトの復活の呪文を書き取りミスしたときの気持ちだ。
 あれも絶対間違いなく綺麗にメモできたと確信があっても、駄目な時があるんだよな。泣いたなぁ。

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