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『杜人』 イノシシは土を掘り返し、何をしているのか?

こんにちは! Yukoです。

『杜人』、見に行かれましたか?


先日、この映画の矢野智徳さんのYou Tubeを見つけて見入ってしまいました。

『大地も人間も、水と空氣を動かすことによって生命をつなぐ』のだそうです。
見えている水、流れている川の水の何百〜何千倍ともいわれる水が流れているそうです。

その水が滞ってしまったら?
森の中でさえ、その水が滞って腐っているとしたら?


以前のこの投稿に出てくる「土中環境」の著者と同じような考え方です。


家の近くにハイキング道があります。
その一部、勾配がきつくて滑りやすく、通りにくいところがありました。
そこに今年のはじめに階段が作られて、歩きやすくなりました。

でもハイキング道の整備後、イノシシがそこを荒らし始めました。
何のために同じところばかりほじくり返すのかわからず、イノシシのヌタ場(泥浴びをするところ)でもなさそうだし、何があるのだろう?って不思議でならなかったのです。

この矢野智徳さんの動画を見てなんとなく納得しました。
イノシシは、土に穴を開けて空氣通しをしたり、水脈と連動した場所をほぐしたりしているとしか思えないそうなのです。



別にコンクリートを使って道を改善したわけでもなく、この森の木を切り、それを使って階段にしただけです。
ちょっと強引で可愛そうな木の切られ方がなくもないのですが、それでもそんなに自然破壊をしたようには私の目には見えませんでした。

でも、重機が入る幅で踏み固められた道。
そこに空氣や水の滞りが生まれたのかもしれません。
大切な木を切ってしまったのかもしれません。

特に道と斜面の境目をイノシシが歩き回り、耕しまわっています。
イノシシは何か違和感を感じ、修復してくれているのでしょうか?


跳ね上げられた横木

何度か私や誰かが修復した後は、道じたいの破壊工作はなくなりました笑。


これはGW中の写真。
この場所は数ヶ月経ってもまだなおやって来ては掘り返しているという、執拗な嫌がり方(環境の修復?)です。

こんなことがあっただけに、矢野智徳さんの言葉がいろいろ心にささったのです。




それからシカです。
これは、土中環境の高田宏臣さんの話だったと思うのですが、

シカは、普通はワチャワチャ歩き回るのに、大切な場所ではそっと歩くため苔を剥がすこともない。

このままの言葉ではありませんが笑、こんな感じの話でした。


野生動物って、大切な場所が本能的にわかるのでしょう。
そして、昔の日本人にもわかっていたんだと思います。
大切な場所には神社や祠(ほこら)があり、水源や水脈が守られてきたのです。




部分だけを見ていたのではわからないことがあります。
全体を見通し、直感や感覚で動く時代。。。

次に祠を見かけたら、それが何を守ってきているのか、思いを馳せてみたいと思います。





mOrganicsが大切にしているもの。
それは、自然とのつながりを感じることです。

私たちは自然の一部です。
その感覚をmOrganicsで感じていただけたらと思っています。





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