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ただ、眩しかった。

夏、16時40分。
乗る車両を間違えた。だから改札まで歩かなきゃいけない。
西日がジリジリ照りつける。
電車が過ぎ去った後のホームには、容赦なく西日が降り注ぐ。

たまらずカバンに入ってた日傘に手が伸びる。

そこでふと、今私は改札に向かっているのに、なぜ定期を取らない?と、疑問に思う。

まぁいいや、本能が日差しを嫌がっているんだ。
なら遮ろう。
たった3車両分を歩くために、日傘をさして、日傘を閉じる。

しかたがない。

だって眩しいんだもの。

ただそれだけのことなんだけどね。

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