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英国風へ旅行した② |福島・ブリティッシュヒルズ

サラリーマンは友人たちと景色を楽しみながら歩いた。
外に出ても自分たち以外の人はほとんど見かけなかった。

お昼はバルで食べた。
そこも建物が素晴らしく、サラリーマンは食べているときも周囲が気になってきょろきょろしていた。

食べたのはじゃがいもたっぷりの美味しいグラタンだった。
サラリーマンは少し体が冷えていたので、料理がとてもありがたく思えた。

外には面白いものもあった。

夜は友人たちとコース料理を食べたが、
サラリーマンはお昼をおなかいっぱい食べていたので、食べきることが出来なかった。それでも満足だった。あの、おおきな食堂で食べることができただけで満足だった。

次の日の朝、サラリーマンは気持ちよく目を覚ました。
少し早かったので、友人が目を覚ますまでゆっくりお茶を飲んで過ごした。

サラリーマンは朝ごはんを食べた後、もう一度建物の中を見て回った。
大学の教室のような部屋もあった。
椅子の座り心地がよくて、居眠りしてしまいそうだなとサラリーマンは思った。

ゆっくりと確実に、ここを離れる時間が近づいていた。
サラリーマンは、一層じっくり味わうように時間をすごした。

発つ前に、最後にティールームでお茶をした。
そこも雰囲気がよく、楽しい時間をすごした。

数時間後、サラリーマンは自分の住む小さな部屋に戻ってきた。
疲労感もあったが、心は満足だった。
荷物を開けると、洗濯物に紛れて自分用に買ったおみやげが出てきた。

コースターは、モザイクアートの体験で作ったものだった。
明日からまたいつもの日が始まる。
サラリーマンはまたいつかあの場所に行けるように頑張ろうと思った。
(おわり)


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