ダスクモーンへの訪問
※本記事中の評価は筆者の思想が強く反映されているため、中立で公正な評価が下されている保証はございません。
※画像はすべて、公式のカードギャラリーより拝借しております。
※見出し画像は、内容とは一切関係がございません。
1)ミストムーアの大主
白の大主は、兆候(2)(W)(W)を持ち、タイタントリガーで2/1飛行のトークンを2体生成する。
兆候コストで唱えた時点でも、《ターランドの発動》と比べても遜色ない効果を発揮し、生物化すれば黒タイタンのごとく盤面を制圧していく。
兆候の性質上、生物化は自分のエンドフェイズになるため、攻撃時効果を通すには相手ターンを過ごさなくてはいけないが、先置きしておけば自動的にフィニッシャーにもなれるため、コントロールの勝ち手段としては魅力的。
兆候のカウンターが自分のアップキープに減っていってほしかった点以外は、非常に素晴らしい1枚。
2)別行動
(1)(W)(W)で、タップorアンタップ生物への全体除去。過去にもMV3の範囲指定除去は存在していたが、それらと比較すると比較的癖が少ないカード。
過去のそれらはパワー参照やコスト参照だったりと、狙いたい生物が除去範囲外にいた場合にどうしようもなかったが、これであれば位相のみを対象としているため、狙いたい生物を仕留めることがほぼ可能。
自分が生物を使う場合でも、それらの位相を調節すれば回避させられるので、攻撃的なデッキでも除去札として採用が可能なのではないだろうか。
3)フラッドピットの溺れさせ
2/2/1の最低限のサイズに、Flash警戒が付いてきたうえに、場合に応じて除去もできる盛り盛り生物。
相手コンバット前に唱えることで、そのターンと次のターンの攻撃/ブロックをストップさせつつ、その生物が寝ている間に自分は返しのターンとその次のターンの2回、警戒で殴ることができる。
また、2マナとタップで、麻痺カウンターが乗っている生物と自身をライブラリーに戻す除去効果も持っている。合計(2)(U)(U)のインスタント除去として非常時に切ることもできれば、1回警戒で殴ってから(1)(U)を分割で払っての除去もできる。
4)忌まわしき眼魔
3/5/5飛行で、相手のアップキープを迎えるたびに戦慄予示で2/2を増やしていく目玉。
追加コストで墓地6枚を要求されるので、マークタイドに似たプレイコストと考えると分かりやすいかもしれない。
なお、追加コストはあくまで追加コストなので、戦慄予示で2枚目以降を裏向きで置けた場合には3マナだけでひっくり返せる。また当然、踏み倒し時にも要求されない。
最初の1枚目を出せさえすれば、戦慄予示で盤面形成をする傍らで墓地肥やしができるので、2枚目以降のプレイコストが勝手にたまっていくので、意外と複数展開もできるかもしれない。
あとタフ5あるので、火力で焼かれにくいのも良い。稲妻で落ちるどっかの青大主くんも見習ってください?
5)骨造りの棒編み
昂揚達成で、自分エンド時に責め苦の様な選択を相手に与える生物。
2コストなので出すのは簡単な上に、最低でも2/2絆魂とライフレースを優位にしやすい。昂揚達成後の責め苦効果は、ライフルーズではなくダメージであるので実質的に2ゲインもついてくる。個人的に好きな《スカラベの責め苦》と比較しても遜色ないスペック。
6)悪夢滅ぼし、魁渡
自分のターン中は呪禁3/4になる新しい魁渡。生物状態になるPWは過去にもいたが、呪禁によりインスタント生物除去への耐性が段違い。
忠誠度+1は、忍者への+1/+1バフの紋章。自身が忍者生物になるため、忠誠度を上げつつ生物としての生物も向上していく。忍術で3ターン目に出せた場合は、そのターンと次のターンに起動することで4ターン目には5/6で殴りに行くことができる。意味が分からない。
忠誠度±0は、諜報2してから、相手がライフルーズしているターンならばさらに1ドロー。忍術で出たならば、ほぼ確実に相手はライフを失っているのでドローまで可能。そうでなくとも、トップ操作や墓地肥やしができるので、選択肢としては優秀な部類の効果。
忠誠度-2は、生物1体をタップさせて麻痺カウンターを2つ乗せる。麻痺2つというのが意外と大きく、相手の生物が1体しかいないのならば+1と交互に使うことで、長いターンの間止めることができる。そうでなくとも、出してから2連打して相手の盤面を乱すことも可能。自身の攻撃を通す補助にも使えるので、2枚で忍術ループする際の選択肢としても良い。
7)覆いを貫く者、アミナトゥ
灯を失ったアミナトゥ。4/2/4とサイズとしては微妙だが、稲妻で焼かれない安心タフネス。
自分のアップキープに諜報2をしつつ、エンチャントに自身のコストよりも4少ない奇跡コストを与える。サメ台風が2マナで唱えられると考えると、非常に優秀な軽減幅。
エンチャント軸にせず、通常の奇跡を補助する目的や、ブレスト思案などで残った不要牌の掃除目的としても使える。
8)変化の狂信者
6/4/4絆魂生物に、なぜかゾンビ化がおまけで付与された上に、釣った生物も絆魂もちとなる。その上で奇跡だと2マナになるのだから、なかなかに意味が分からない1枚。
聖カトリーヌが自身の効果で半永久的に使い回せるカードであるのならば、こちらは複数枚の自身で何度も盤面に帰ってこれるカード。
釣り上げ効果を考えなくとも、聖カトリーヌより一回りだけ小さい生物であることを考えると、妥協できるスペックなのではないか。勿論、釣り上げられるに越したことはないのだが。
9)古の館底種
ピッチスペルを使うと、なぜか相手にその本来のMV分だけのライフをルーズさせる生物。
親和・探査・召集・即席・奇跡、フラッシュバックなども条件によっては可能。どういうことですか?
多分、自分としては使うよりも使われる可能性の方が高いので、頭を抱えています。着地したらWillやFoNで守られつつ、こっちがライフを減らしていかなくてはいけないのですか……?
…当記事を全面的に信頼はしないでくださいねぇ。
思考が特定の色に偏った人の、一つの観点としてお楽しみいただきますようよろしくお願いいたします。