ひさがたまい

I'm at オトコトベース。冒険したり写真を撮ったりうたをうたったりコーヒ…

ひさがたまい

I'm at オトコトベース。冒険したり写真を撮ったりうたをうたったりコーヒーを飲んだりする。水辺で暮らしている。

マガジン

  • 生きやすい。

    あまりに「生きづらい」話の多い世の中なので、生きやすい話や生きづらさが軽減されるような話題を集めていきます。

  • 貿易家日記

    宝を探して何千里。冒険の記録。

  • 百人組手

    持てる総力を使った人生相談コーナー

  • 統合失調症が完解したのでドライブがしたい

    あまり見かけないので後進のためにマガジン作ります。 免許合宿の記録がメインです。

最近の記事

生産性と人間性をめぐる回顧

相模原障害者施設殺傷事件から7年が経った。 福祉施設の入居者19名が刺殺される痛ましい事件だったけれど、「生産性」がなければ人権を認められないのだという、この事件の被告に通じる発言をする政治家も、特に変わる様子もなくたびたび失言で話題になる、繰り返しの日々だ。 クローズ派遣社員 7年前、私は虎の門にある大手商社の関連会社で派遣社員をやっていた。ミスの起こりやすい業務設計や効率の悪いシステムを、無理やりマンパワーで回していく世界に適応できず、私はよく上司に叱られていた。上司

    • 年越し2021-2022

      noteを書いていたことなどすっかり忘れて1年近く過ぎてしまった。 例によってどこかに記録しておかないと何があったか忘れてしまうので何か書いておくことにする。 そして今年は10年目の節目で人生のひとつの時代に区切りがついたのでちゃんとその辺りのことも絡めて書いておくことにする。 2021年これをやった・3月から相性抜群のボイストレーナーさんと出会い声が抜群に伸びる。 一言で言うとこれだけのことなんだけど、この出会いは人生の救済と言っても過言ではなかった。ミドルティーンく

      • 会社に行かなくなって1年経った

        在宅勤務を開始して1年が経過した。 この1年、本当に1度も出社していない。 始めは外出自粛でも楽しくやろうと思いつきで行動していたけれど、最近は自分のやりたいことや目指すものの方へと日々積み上げるばかりだ。 もう「出社しない人生」の認識で先を見ているような気がしている。 コロナの収束がまだ見えない以上は長期的な判断はできないとして会社は期間限定での判断を繰り返しているけれど、これでまた週4で出社しろと言われても私には難しいような気がしている(実はこれまでも週1で在宅勤務

        • 2020年個人的振り返り

          あんまり公共の利益になるnoteを今年書いていないけど、まぁいっかぁと思いながらやはり公共の利益にはならない今年の個人的な振り返りをすることにする。 なぜかというとどこかネット上に残しておかないと思い出せなくなるからだ。 1月、クラウドファンディング で150万売り上げつつ、マスクやアルコール消毒液を備蓄する 2月、オフィスで飼っていたがじゅまるを抱えて帰宅、会社の判断に先駆けて在宅勤務を始める 3月、毎日のようにお菓子を作って花の写真を撮って暮らす、ZOOMに課金しオンラ

        生産性と人間性をめぐる回顧

        マガジン

        • 生きやすい。
          9本
        • 貿易家日記
          10本
        • 百人組手
          2本
        • 統合失調症が完解したのでドライブがしたい
          10本

        記事

          オープンマイクの癒し

          コロナ禍が始まって以来の在宅勤務の日々はまだ続いている。 5月からMIDNIGHT POETSというweb上のオールナイトオープンマイクに毎週のように参加しており、日曜の明け方弾き語りや朗読をする日々が続いている。 このMIDNIGHT POETS、大変な盛り上がりを見せており、夜中に始まって翌日の昼まで行われることもしばしばあるほどだ。 確実にポエトリーの歴史に残る現場に立ち会っているという感覚があり、ふと現実味のなさに驚く瞬間もある。 主催の胎動LABELが来月11/

          オープンマイクの癒し

          新世界

          2月を最後にnoteを更新していなかった。 新型コロナウイルスの流行により世界は一変してしまったけれど、私の人生は結果としてより良い方向に進んでいる。 2月末から一度も出社しておらず、在宅勤務の快適さに慣れきってしまった。 これまで通勤に使っていた時間は1日あたり3時間にのぼる。 ポータブル電源の卸販売の話は流れてしまったけれど、給付金や在宅勤務による稼働率の上昇で収入が増え、経済状況がかなり向上した。1〜2年前から少しずつ始めていた資産形成の具合も良く、コロナ禍で一時的

          クラウドファンディング、その後

          1月末にクラウドファンディングが終了したこちらの商品ですが、ありがたくも卸販売の問い合わせを頂戴しまして、現在調整中です。 クラウドファンディングでのプロダクト販売は、テストマーケティングのほかにこうしてプロモーションにもなるということを実感しています。 それに伴い百人組手やACT関係のタスクが現在ストップしております。 話がまとまるかはこれからですが、経営仕事がどわーっと押し寄せてきて、またとない経験をさせていただいております。 決定した際にはまたnoteにてお知らせさせ

          クラウドファンディング、その後

          クラウドファンディング が終わりました

          12月にローンチしたポータブル電源のクラウドファンディング ですが、1,512,620円を達成し無事終了しました。 オーダー数についてメーカーと話もつき、あとは生産して配送を行うという段になっています。 初めてのプロジェクトとしては及第点かなというところです。 嬉しかったことたくさんの人が拡散に協力してくださったり、応援の言葉をかけてくださいました。 初めて自分の旗で行う大きなプロジェクトだったのですが、面白がってくれる人が周りにたくさんいて幸せだなぁという月並みな感想で

          クラウドファンディング が終わりました

          今年よかった心に優しいライフハックまとめ

          (この記事は今年お世話になった雑談slackのアドベントカレンダー用です。) こんにちは。一病息災で暮らしているまいです。 今年は会社の仕事が暇だったので、それ以外にいくつも活動をしていたのですが、その際心を支えるのに役に立った主にメンタルに効くライフハックについてお話したいと思います。 過去記事の振り返りまずは過去のnote記事を振り返ります。 ひとつめはサポートネットワークの外在化です。 ふたつめはコーピング手法の外在化です。 このふたつをやるだけでもかなり強くな

          今年よかった心に優しいライフハックまとめ

          災害の多い祖国への祈りを込めて

          怒涛の香港出張からはや1ヶ月。 デザイナーの友人、海外のパートナー、Makuakeと協力して、オリジナルデザインのポータブル電源をクラウドファンディングに出品する話を進めている。 次々に発生する困難をなんとか乗り越え、課題はまだまだ積まれているけれど、ようやく完成した商品サンプルが手元に届き、プロジェクトが前進している。 今月後半のキャンペーン開始を目標にもろもろ進めているところだ。 商品のLPやクラウドファンディングページの制作とは違い、ここには先に私のストーリーを記してお

          災害の多い祖国への祈りを込めて

          約束をしよう(「急に具合が悪くなる」宮野真生子さんの魂を受けて)

          私に九鬼周造を教えてくれたのは、哲学者の宮野真生子さんだった。 名前に、「生きる」が入っている。 私の名前にも、「生きる」が入っているのです。 そんな偶然に一方的に縁を感じていた。 この本を読めばそんな話をここでした理由もわかってもらえるだろうと思う。 主に臨床の現場でフィールドワークを行う人類学者の磯野真穂さんと、ガンを患い余命いくばくかの宮野さんの、キャリアと魂をかけた渾身の往復書簡だ。 この本が刊行された今、宮野さんの肉体はもうない。 圧倒的な本で、こうしてこの本に

          約束をしよう(「急に具合が悪くなる」宮野真生子さんの魂を受けて)

          帰国したら自分がまた新しくなっていた

          サムネイルは最終日に撮影した夜景。  香港から帰国後、成田空港でとんかつ定食を食べ、「日本の米は世界一」だと思った。最終日に食べた火鍋もとても美味しかったけれど。 翌日は荷物の片付けや洗濯、取引先へメール、その翌日以降も取引先と細かく連絡を取り合いながらデザイナーの友人と打ち合わせをするなど、せわしなく動いて、今日は日曜、やっと電池が完全に切れて休日と相成る。 旅の準備や旅費の請求金額を見て若干ダメージを負うも、後悔というのもない。 (10年ぶりの海外で渡航情報が出ている地

          帰国したら自分がまた新しくなっていた

          初めての香港

          香港展示会、今日の午前中にやっと1件収穫を得て気が抜けてホテルに戻ってきた。 帰国は明日の昼のフライトの予定で、実質今日が最終日だ。 ざっと写真を載せる。 香港の街並み 香港の中の日本 おかゆがおいしかった 10年ぶりの海外だったけれど、英語の通じる香港は比較的ハードルが低いと感じた。展示会のブースでたくさんのひとと話をした。non-nativeの英語話者同士のせいかコミュニケーションが取りやすかった。 夜はデモ隊に遭遇した。バスで現場へ向かうマスクをした人たちの群

          初めての香港

          非日常から非日常へ

          成田空港のロビーでこの記事を書いている。 13日の早朝発の予定を、12日に変え、11日に変え、今に至る。 大型で非常に強い台風19号の到来で日本がどよめいている。 明日の飛行機はほとんど欠航となった。 渡航を中止する人が相次ぐ中、私はフライトの変更が功を奏し、どうやら渡航できるらしい。 都合日付が変わったくらいに到着の予定で、香港警察のたくさんいそうな空港で朝まで時間を潰すことになる。非日常の日本を背に、非日常の香港へ渡る。 家族には災害用に秘蔵のホワイトガソリンのストー

          非日常から非日常へ

          胸の真紅

          誰かを思い胸がつぶれそうな夜、曼殊沙華の写真をよく眺める。 自分の心の色を見ているようで落ち着く。 秋が来た。 曼殊沙華は不思議な花で、まっすぐな茎の先に咲く花が終わった後、遅れて葉を伸ばす。 転じて韓国では想思華と呼ばれ、すれ違う思いの象徴とされるらしい。 花は葉を思い、葉は花を思う。 長い夜にひとり呼びかける。そういう悲しみや苦しみのようなものも、かけがえなく大切なもので、心に住まうそれらに存在を支えられている。 「煙」といううたをあたためている。 ひとり呼び続け

          香港行きの準備をしている②

          引き続き、香港行きの準備をしている。 パスポートとスーツケース今日はパスポートを受け取り、長く使えそうなスーツケースを無印良品で買った(偶然にも無印良品週間で、店内は混み合っていた)。 日本国のパスポートは、日本国籍を持っている人なら誰でも使えるボーナス特典みたいなものだ。これがあればビザなしで190ヶ国に行くことができる、世界最強のパスポートだと言われている。 そんなことは最近まで知らなかった。 日本人に生まれただけで、世界は広く開かれていただなんて。 パスポートと

          香港行きの準備をしている②