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駄文:『大手Vtuberの配信』をどう応援するのが正解なのか今更悩んでみる

以前から割と各所で見かける話題でもあるのですが、先日ちょっと思うこともあったので、今回はあえて検索タグもつけず、ダラダラと駄文を書いてみようと思います。

テキトーに書いてるので、なんか嫌になったら唐突に消すかもしれません。


まあこれは「好き嫌い」や「企業批判」というような話ではなく、数年間『Vtuberの配信』というコンテンツを楽しんでいる奴の頭に『今更浮かんだ素朴な疑問』として読んで欲しいなと思うのですが。

2020年ぐらいから、でしょうか?
ファンがVtuberの配信を応援すればするほど、最終的にVtuberの配信が減るという、ある意味ファンにとっては悪循環みたいな現象の例が、大手Vtuber界隈にちらほらありますよね。

少し具体的に書くとこんな感じです。

ファンが大手Vtuberの配信を応援する

Vtuberのチャンネル登録者数が増える

Vtuberに案件や企業の看板としてのイベント活動が増える

ファンは増えるがVtuberが多忙になり配信が減る

配信減少に耐えられないファンが一部離脱又は反転アンチ化する
↓(これ以降は毎回起こる事例ではありませんが)……①
アンチ化した元ファンが各所で暴れる

アンチの荒らしにVtuberの配信意欲が減り、配信が減る

配信減少に耐えられないファンが……以下①以降繰り返し

これって、どうにかならないもんなんでしょうか?


ちなみに、何でこんな某文化論みたいなことを今更書いているかというと、先日MoguLiveに掲載された『「にじさんじ」事業統括プロデューサーインタビュー ライバーたちが長く活躍し続けるために必要なこと』という記事を読んだから、なのです。

とりあえず記事の内容は、NornisやROF-MAOといった企業主導ユニットの活動、7月の3マンライブ「Aim Higher」やメディアミックス企画「Lie:verse Liars」、今週末開催予定の「にじさんじフェス 2022」などについての話題が盛りだくさんの面白い記事だったので、ファンの方には是非読んでいただきたいなと思うのですが。

ただ、私には1カ所ちょっと引っ掛かる部分がありました。
それがコチラの箇所になります。(以下該当箇所の記事抜粋です)

――昔から応援しているファンにとっては、「推しがさらに上の舞台で活躍してくれる」という嬉しさもありそうですね。
鈴木:
ただ、一方では「配信時間が減ってしまう」といったご意見もいただいておりまして……。ユニットなど別のプロジェクトでの活動が増えるほど、個人のチャンネルでの配信が多少は減ってしまうのは避けられません。と言いつつも、各メンバーは個人の配信もがんばって続けているのですが。

「ライバーが(一人の人間として)この先長い人生を生きていくための可能性を広げる」ということを考えると、一時的に配信頻度が多少下がってしまうことは、ある程度やむを得ないと考えている次第です。当然両方のバランスが取れるよう、会社としてマネジメント面での努力を広げているのですが、ようやく様々なことにチャレンジができる機会が巡ってきたのだから、自分の活動の枠を広げるような、色々なことに挑戦してほしいと思っています。そしてそのチャレンジの結果を配信という形でみなさんに還元できるよう、何事にも全力で取り組んでくれていると思います。

MoguLive 9/27掲載記事「にじさんじ」事業統括プロデューサーインタビュー
ライバーたちが長く活躍し続けるために必要なことより抜粋

この記事で、「にじさんじ」事業統括プロデューサーの鈴木氏は、「ライバーが(一人の人間として)この先長い人生を生きていくための可能性を広げる」ということを考えると、一時的に配信頻度が多少下がってしまうことは、ある程度やむを得ないとおっしゃっています。

このことについては正直、複雑な思いです。

ライバーの将来性を企業側から盾に取られてしまうと、『こっちは「配信が見たい」から他のつまんない事に時間とらないで』とか、『やるんだったらせめてもっと練った企画をやって欲しい』とかを企業側に言うのは、中々厳しいものがあります。

なにせ今回の件で言えば、企業側は「Vtuberの将来性の開拓に挑戦」してるわけですから、ファンが「娯楽の提供をもっとしろ」と言うより、単純に対比しても前者の方が見栄えがだいぶいいです。

ただ、今世間の波に乗って、すごい早さで芸能人化していく最近の大手Vtuberが大量のライトファンと少量の濃いアンチを獲得していく様子と、
その勢いに比例するかのように、一部でことあるごとに昔の話題をほじくり返しては、コメント欄や掲示板でVtuber叩きや企業案件叩きを繰り返す、声の大きい少数派アンチファンの姿が徐々に増えてきた感のある、昨今の大手Vtuber界隈の各話題なんかを見ていると。

私としては、例えば速度的にもう少しこのあたりはどうにか緩やかな変化にならないもんなのかな?とか、可能性を広げにいってるライバーに対して企業側からファンもに見える形での個人活動へのフォローってなんかやれることないのかな?とかも思ったりもするのですが。

かといって、私が企業運営事情を知るわけでも、有効な解決策を思いつくわけでもないのも事実。

なのでこの辺のことを考えると、際立った推しを持ち合わせていない最近の私はなんと言うか、時折、煮詰まった感じのアンチ書き込みを見ては妙に空しい気持ちになったり、逆に「もう芸能人になりたい奴はもう諦めよう」ぐらいのどうでもいい投げやりな気持ちにもなったりします。

特にアンチ活動に関しては、荒らしに使う労力ほど報われないものはない、と言ってしまうのは簡単ですが、本人としてはそんな簡単な問題でもないのだろうと思いますし……、なんにしても難しい話です。


さて、それでは話をファンがVtuberの配信を応援すればするほど、最終的にVtuberの配信が減る問題に戻します。

じゃあ、ファンは応援どうすればいい?ってところなんですけども。

例えば、もの凄い逆説として『「好きな配信のVtuberの応援をすると、配信が減る」なら、あえて同じ箱のVtuberは応援して、推しだけ応援しない』というのはいかがでしょうか?

私も一見極論かなぁと思いきや、実はこれ例えば配信の同時接続者数が数千人以上いる大手箱のVtuberに関して、とかなら案外アリかもしれないなぁ?という気が、今、ちょっとしちゃってたりもします。

それこそ推しに毎回「チャンネル登録、高評価お願いします」と言われるがままに高評価をポチポチしてると、その自分の応援の積み重ねのせいで最終的に推しの配信が減り、推しは「Vtuberの将来性の開拓要員」として未知の世界に旅立ってしまう、となれば、暴論ですけど例えば「推しと同じ箱の別のVtuber」の高評価を日頃ポチポチして「Vtuberの将来性の開拓要員」として旅立っていただいて、推しには配信のモチベーションが下がらない程度の応援をする方がファン側からすれば得、という事にはならないでしょうか……?


……なりませんよね。

書いてて思いましたが、我ながらずいぶん無理のある話を書いてるなという自覚があります。

ただ、最近の諸状況を見ているとそれこそ大手箱のVtuberについては、コメントなんかもスーパーチャットかメンバーシップでも使わない事には配信で読まれないこともザラですし、チャンネル登録一つとっても、かつての「チャンネル登録〇万人到達したら、推しに新しい3Dアバターが増える!」みたいな頃の様に、ファンが推しをただ純粋に目標を持って応援をしたくなる気持ちにも今はなりにくいなぁ、という思いもあったりして。

大手箱Vtuberのファンが「自分自身がVtuber配信を末永く楽しむ」為には、どのぐらいの距離で推しVtuberと接していけばいいのか、というのは改めて考えてみるとなかなか難しいなぁと、という、そんなどうでもいいことを考えながら。

……なんとなく昨日あたりから、配信の「高評価ボタンを押す」手が止まりつつある、そんな私のどうでもいいチラシの裏の駄文を、とくにオチもなく終わりたいと思います。

最後に、多分大半の人にはどうでもいい、個人的に気になった重箱の隅話をもう一つ。

――昔から応援しているファンにとっては、「推しがさらに上の舞台で活躍してくれる」という嬉しさもありそうですね。

MoguLive 9/27掲載記事「にじさんじ」事業統括プロデューサーインタビュー
ライバーたちが長く活躍し続けるために必要なことより抜粋

とりあえずこの箇所を読んでて思ったんですが。

ライターさんの質問文の書き方だと、「推しがさらに上の舞台で~」の部分は、「新しい舞台で」みたいな書き方をしたほうがよくないでしょうか?

書き手に、どの仕事が上の舞台、どの仕事が下の舞台みたいな意図があるのであれば別ですけども。


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