見出し画像

詩人

僕は紛れもなく詩人だった
旅の途上で、からだ一つで言葉に向き合い
誰の承認も求めずに詩を紡いでいた

僕はあのとき確かに詩人だった
浮かんでくる言葉を形にして
僕が生まれた意味を紡ごうとしていた

僕はあのとき詩人だった
たった一人でこの世界の中で
僕という存在を確かめようとしていた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?