スーパーカー歌詞考察#2 『STROBOLIGHTS』における「2愛+4愛…-sunset…=true heart(真実!)」方程式の解答例
今回の日記はメチャクチャ強引な離着陸を行っており、自分でも笑っちゃうくらいである。
最近スーパーカーというバンドにぞっこんだが、とくにお気に入りの「STROBOLIGHTS」という曲の一節を書きとどめておく。
問題は歌詞の字面もさることながら、その読みも難解である。
並べると使用する記号・言語とその読み方が不統一で、乖離・混合している場合が多数ある。
今日の課題はどうにかしてこの方程式を理解することである。そしてその前提や解釈をやや強引にするというのである。
まず、読みはかなり恣意的に英語と日本語を混ぜてよいことが分かり、2と4をわざわざ分けて描いているから「2愛」と「4愛」は別物として考えるのがよい。
今回は「2愛」「4愛」=「to愛」「for愛」としたい(※「to I」「for I」の可能性は各自検討してほしい)。「to」「for」は「~に・~へ」といった方向を表すが、違いがあるという。
「to」は「確実に届く」ときに用い、「相手がいないとできない」らしい。
「for」は「届くか分からない(または途中)」ときに用い、「相手がいなくてもできる」らしい。
そこで今回は
「2愛」=「to愛」=「届く(両想い的)愛」=「定型の愛」
「4愛」=「for愛」=「届く(かもしれない)愛」≒「無償の愛」
としたい。
そしてなんと「無償の愛」の方が「定型の愛」の2倍も「愛」なのである。※前述のように「無償の愛」と「定型の愛」は別物。
さて、残るは「sunset」だが、これは「3セット」と解釈してもいいのではないか?(※2と4が出てくるのだから、その間の3があってもいい気がする。そして「夜」の前段階である「夕暮れ」ということでちょっぴりエッチな解釈の可能性は各自検討してほしい。せめて「ひくsunset」ではなく「たすsunset」であれば可能かもしれないが…3セットだと←?)。
これまで足してきた「愛」について「マイナス(ひく)」ものであるから何か2人の関係の「夕暮れ」つまり終了の前段階のようなトラブルを表しているのではないだろうか?(←?)
ということで「sunset」は「3セット」分の「愛」をチャラにしてしまうくらい2人の関係に亀裂を与える悪い出来事くらいの意味でとる。←?
では「3セット分の愛」とは何か?
私は相互了解的な「愛の往復=to愛」と、追加無償の「愛の奉仕=for愛」の2つを「1セット」と捉えたい(←?)。
私はとにかく愛されたいタイプなので「to愛」では足りず「for愛」も同時に追加でほしい。そのくらいの愛が1ラリー分のカロリーだと思うのだからこうなるのは当然である(←?)。
ではこれまでの解釈を整理して、方程式に代入する前提を示そう。
それでは代入していこう。
つまり「相互に届いている愛と、相手を想う無償の愛で1セット、それに追加で無償の愛を2倍あたえるのが真実の愛だ!」というスーパーカーからの金言となる←???。
※本来的に「無償の愛(4愛)」=「定型の愛(2愛)」の2倍ということだが、繰り返すように「4愛」と「2愛」は別物であるので関係しない。
しかしこれは総体としてであって、その過程では交互に「定型の愛」と「無償の愛」を送りあって、重ねあって、途中3回くらいトラブルや衝突も経験しつつ、愛し、愛されて、真実の愛である。
つまり、いまだ愛の迷路で片手を壁に沿わせながら二人三脚でさまよっている私たちは現在、この方程式の左の方に「2愛」とか「4愛」とか「sunset」とかを断続的に書き込み続けている状態である。「ひくsunset」なときも「たすmidnight」なときもあるかもしれない(あるいは性的関係についても「2愛」「4愛」で表示するのかもしれない)。そしてどこかの時点で迷路を終えて、この式を清算しなければならない。「イコール」で「true heart(真実!)」へと繋げなければいけないときがくる。
そのとき、「すべての日々が」「すべてのひとが」「すべての綺麗が」「すべてのことが」「すべての意味が」「今、愛の灯のライト」で閃光に照らしだされて「all right!!!!」となる。
「strobe light」は「閃光灯」を意味する。
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