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スーパーカー歌詞考察#1 『FAIRWAY』にみる理想と現実の乖離への向き合い方

もう7月になった。最近スーパーカーというバンドにぞっこんだが、とくにお気に入りの「FAIRWAY」という曲の一節を書きとどめておく。

目の前と向き合うと
それさえも色褪せてくと思ったら、負け

真面目に向き合って物事を進めるとそれに対する解像度が上がり、以前のキラキラした印象は消えて色褪せてしまうことがある。

最近話題の、恋愛における「蛙化現象」もその一例かもしれない。

それは映画『ニューシネマパラダイス』で約束の100日を目前に訪問をやめてしまい結ばれなかった恋愛に似ている。私は「永遠に触れないことでその魅力を保とうとした」のだと思う。

しかしスーパーカーはそれでは「負け」であるという。地に足つけた地味な現実と向き合わなければならない。魅力を感じなくなることを恐れてはいけないし、魅力を永遠のものとするために逃げてもいけない。

「FAIRWAY」は「航路」を意味する。

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