漫才台本 『搾取さん』
A「私ね、搾取する側の人間になりたいんだよね」
B「おぉー、随分と思い切った発言だねぇ。そりゃみんなできることなら搾取される側より搾取する側になりたいだろうけどさ、それにしてはとりわけ嫌な表現を選んじゃってない?」
A「まあもう、別に良いでしょ。変に取り繕わなくても。人間誰だって中の上くらいの立ち位置で責任も負わずに適度に他人を見下していたいんだよ。だから私はその中でも無駄に敵を作らないタイプの搾取する側の人間になるためにできるだけ嫌味をなくす練習をしたいから、Bは搾取さ