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超CS浜松レポート:4Cマニフェスト邪王門デッキテク

やあみんな!デュエル・マスターズ、楽しんでいるかな?
最近モンハンサンブレイクにドはまりしているウィンターです。
前口上も好きなモンハン実況者からお借りしたところで、本題に入りましょう。

今回は自分が超CS浜松で使用して6-2で予選突破した4cマニフェスト邪王門についてのレポートになります。本戦は残念ながら1没してしまったのですが、Twitterにリストを置いたところ非常に反響が大きかったので自分の備忘録もかねてまとめておこうかと思います。

ひとまず今回のリストと戦績について記載します。

戦績
1戦目 勝ち 5cマッドデットウッド
2戦目 負け 青単スコーラー
3戦目 勝ち 5cヴォウゼオス
4戦目 勝ち ガイアハザード退化
5戦目 勝ち クローシス邪王門
6戦目 勝ち アナカラー退化
7戦目 勝ち 5cザーディ
8戦目 負け ガイアハザード退化
予選6-2 103位

本戦
1戦目 負け ドロマー退化

今回のレポートではデッキ選択・カード解説・プレイガイドの3つに分けてこのデッキを解説します。使っている本人からしても非常に難解なデッキであるため、言葉足らずになるかもしれませんが頑張ります。

【デッキ選択】

超CSは久々となる超大型大会、せっかくなら変なことして勝ちたい・・・!
そんな邪念もあり、自分としては珍しく【勝つこと】を意識してデッキを構築することにしました。

【勝つデッキに必要なもの:カードパワーとアグロ対策】

超大型大会で勝ち上がるデッキに要求されるもの、それは【単体のカードパワー】だと考えています。組み合わせによるシナジーで強くなるカードよりも、単体で相手を問わず戦うことが出来るカードを重視したデッキの方が勝ちやすいと考えています。2022年夏環境でいえば《龍風混成 ザーディクリカ》を主体にした5cコントロールが分かりやすいと思います。

5cコントロールのようなカードパワーが高いデッキであれば、超CSで当たることが想定されうる環境外のデッキにもそのカードパワーで押し切ることが可能です。しかし、超大型大会ではもう一つ考えなければいけないことがあります。それは一定数必ず存在する【アグロデッキへの対策】です。

デュエル・マスターズというカードゲームはライフという概念が非常に少ないカードゲームだと考えています。そのため、他のカードゲームよりも大会で出くわす可能性が高いのがアグロデッキです。特に現在環境で活躍しているアグロデッキ【火単我我我】は近年でも類を見ないほど強いアグロデッキだと考えています。

「盾を踏まなきゃどんなデッキにも勝てる」アグロデッキは、この手の大型大会では特に出くわしやすいと考えています。実際に今回のメタゲーム・ブレイクダウンでも【火単我我我】に類するアグロデッキである【火自然アポロ】の使用率が高い状況でした。

まとめると今回自分が構築するデッキは「単体のカードパワーが高く、アグロにもある程度勝てる」デッキである必要がありました。前述した5cコントロールはアグロ系デッキへの対抗策がシールド依存で、勝率が芳しくなくこの要件を満たせませんでした。

【解決の糸口:シールドに依存しない】

超CSに向けて調整をしていましたが中々自分が満足するデッキは出来ませんでした。クソデッキの時は簡単に思いつくのですが、勝つためとなるとそう簡単ではありません。しかし、アイデアはふとした時に降りてくるものです。息抜きに6月の全国大会のアーカイブを見ていたときでした。

電流走る・・・!

これしかない・・・!

【4c邪王門】というデッキは採用されているカードの単体スペックが非常に高いデッキです。さらに《百鬼の邪王門》というカードが手札にあってもうれしい、シールドから来たらもっとうれしいというアグロキラーのカードなので自分の考える要件をすべて満たしてくれました。基盤となるコンセプトが出来たら、あとはデッキを回しながらの調整となります。

【最後のカギ:理想のゲームプランを決める手段】

さて【4c邪王門】を回していくうちに気になったポイントがありました。それは「押し込み方が一辺倒になりがち」というものです。自分から攻める時はどうしても《鬼ヶ大王 ジャオウガ》でシールドを拾って殴り込みをかけるプランになりがちで、シールド回収で《百鬼の邪王門》を回収できなかった時の火力不足に悩まされました。

どうにかシールドの内容を確認しつつ、ゲームプランを決めやすく出来る噛み合いのいいカードはないものか・・・。頭を悩ませながら別のデッキを組んでいた時です。

待たせたな!

これは決まってしまったかぁ~!(チアリ風)

《マニフェスト<リーフ.Star>》ならシールドの内容確認しながら《鬼ヶ大王 ジャオウガ》と《百鬼の邪王門》を同時に回収できる!しかも相手のデッキに合わせてサーチも出来るからよくわからないデッキ相手でも十分戦える!あ、《マニフェスト<リーフ.Star>》って《天災 デドダム》から進化出来る!

という感じで、たまたま趣味で組んでいた《マニフェスト<リーフ.Star>》のデッキと【4色邪王門】を悪魔合体させるプランを思い付き実行することにしました。その結果が今回超CSで使用した【4cマニフェスト邪王門】になります。

【採用カード解説】

あらためてデッキリストをのせておきます。

【複数枚採用のカード】

《ジャスミンの地版》4枚

初動兼進化元になるカード。《マニフェスト<リーフ.Star>》が自身の効果で軽減が出来るので、ゲーム後半でも虚空から進化速攻出来る場合があります。貴重な単色緑マナでもあるので、場合によっては《天災 デドダム》を優先してプレイするためにマナに置くことも。

《Disノメノン》3枚

色マナであり進化元になりフィニッシャーにもなる1枚です。《蒼き団長 ドギラゴン剣》から展開してジャストダイバーでとどめを刺しにいきます。火単やキラスターから出される小型メタクリーチャーの除去としても優秀です。また《百鬼の邪王門》から出てくるクリーチャーとしても噛み合います。

《天災 デドダム》4枚

最強の初動札かつ色マナです。3マナで山札を3枚掘りつつマナと手札を整えることが弱いわけがありません。《百鬼の邪王門》にも対応しています。更にこのデッキに採用している進化クリーチャーがどちらも進化可能です。相手のデッキが遅いデッキなら優先してプレイする選択肢もあるカードです。

《鬼ヶ大王 ジャオウガ》2枚

【4c邪王門】の根幹をなすカードの1枚です。シールドをすべて回収するスピードアタッカーで《蒼き団長 ドギラゴン剣》からも出てきます。とはいえ何枚も欲しいカードではないことや《マニフェスト<リーフ.Star>》でサーチ出来ることもあり採用枚数を抑えています。

《一王二命三眼槍》2枚

知らない相手に《マニフェスト<リーフ.Star>》で持ってくるとすごいリアクションが見れる一枚です。鬼エンド効果よりは敗北回避の方を利用することが多いです。手札に余裕があるときのサーチの選択肢として採用しているので2枚です。

《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》4枚

現代のトップインフレカードだと思う1枚です。このカードだけで出来る仕事があまりにも多すぎる。《百鬼の邪王門》から出た場合に最大2体の除去を行いながら追加の《百鬼の邪王門》探す動きが非常に強いです。いつ殿堂入りしても文句は言えないカードだと思っています。

《マニフェスト<リーフ.Star>》4枚

2枚サーチすれば基本的にどんなコンボも決まってしまう最強カードです。サーチするためにアタックが必要なので今回のデッキのような前のめりに攻撃するデッキと相性が良いです。シールドの中身も含めてすべて確認可能なので、サーチで山札を見た段階でプレイプランを決定することが出来ます。

《百鬼の邪王門》3枚

【4c邪王門】の根幹をなすカードの1枚です。デッキに採用しているカードのうち19枚は対応しているので外れることはほぼありません。このカードが無くてもゲームプラン自体は組めるが、1枚引けていると攻め手を増やしやすいです。このカードも《マニフェスト<リーフ.Star>》でサーチすることを織り込んでいるのでガン積みではなく3枚採用です。

【ピン積みのカード】

《フェアリー・ギフト》

2枚コンボの相方といえばこのカードです。素引きした場合でも強く、《マニフェスト<リーフ.Star>》で軽減したい相方とまとめてサーチして致命的な一撃を与えることが出来ます。今回の超CSでも素引きで一人滅ぼしました。

《地龍神の魔陣》

基本的には9枚目の初動としての運用です。《マニフェスト<リーフ.Star>》でサーチすることはガイアハザード対面以外ではほぼありません。G・ストライクで受け札にもなる色マナとしても優秀。

《妖精の裏技 ラララ・ライフ》

10枚目の初動にしていますが《ジャスミンの地版》があると化けるカードです。このカードは関東のCSで活躍されているカロンさんが作成されたカロン式マニフェストに採用されていたカードです。理にかなっていてめちゃ強かったので、採用理由が気になる方はそちらも見てください。

↓カロンさんの作成されたマニフェストのデッキです。

 《七王無き宮殿》

通称「空き家」。JO退化や5Cコントロールなど多色カードに依存する相手に対してのキラーカードです。邪王門ミラーの場合でもシールドが0になる前に一度プレイしておくことで相手の《百鬼の邪王門》や《一王二命三眼槍》や《バサラ》を根こそぎ刈り取ることが出来ます。

《"龍装"チュリス》

《蒼き団長 ドギラゴン剣》との兼ね合いで採用しています。最低限《百鬼の邪王門》から出るスピードアタッカーとしても機能します。単色マナを確保できなかった場合に、確実に出せるチェンジ元としてサーチする役割をもちます。

《龍装者 バルチュリス》

環境に流行っているG・ストライクの後ろから最後の切り札です。とはいえ押し込む時に一枚あれば問題ないので《マニフェスト<リーフ.Star>》で持ってくるようにピン積みです。盤面の状況によってはこのカードが《蒼き団長 ドギラゴン剣》になることもあります。

《邪神M・ロマノフ》

せっかく解禁されたので使いたかったカードです。このデッキでは《百鬼の邪王門》をプレイするのが主な仕事です。《鬼ヶ大王 ジャオウガ》と《憎悪と怒りの獄門》で往年のワンショットが出来るようになります。

《生命と大地と轟破の決断》

ただ強いカード筆頭。どうしていまだにプレミアム殿堂入りしないのか不思議なカードです。5マナ以下で出すカードには困らないのでさすがに入れ得です。

《王来英雄 モモキングRX》

《蒼き団長 ドギラゴン剣》のチェンジ元であり、デッキに採用しているスター進化とも相性がいいです。《"龍装"チュリス》がシールドに落ちているときにサーチしてチェンジ元にすることもあります。

《メガ・マナロック・ドラゴン》

《フェアリー・ギフト》で出したいクリーチャーといえばこれです。《蒼き団長 ドギラゴン剣》とのくっつきもよく、ここ最近の多色デッキに概ね刺さります。G・ストライクが環境に多いので他のクリーチャーと一緒に殴るときは、順番に気を付けましょう。

 《グーゴル <XENOM.Star>》

キラスターのようなミットレンジのビートダウンを意識して採用したカードです。クリーチャーとマナをタップインさせることでテンポアドバンテージをとります。まれに《ドラゴンズ・サイン》から出てくるブロッカーを付与されたクリーチャーをタップさせて攻め切ることが出来ます。

《戦武の無限皇 ジャッキー/「俺たちの夢は終わらねぇ!」》

【水魔導具】や【水単スコーラー】の対策として採用しています。最近ではガイアハザード退化にも採用されています。実はアウトレイジを持っている《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》をトリガーで踏み倒しが可能です。

《憎悪と怒りの獄門》

《邪神M・ロマノフ》と一緒に現代に帰ってきた必殺技です。【4c邪王門】はデッキの構造上シールド0枚の状況を作りやすいので、結構打ちやすいです。受け札がG・ストライクに依存しているようなデッキであれば《邪神M・ロマノフ》とこのカードだけで攻め切ることも可能です。

《蒼き団長 ドギラゴン剣》

全体のプレイプランの指針になるカードです。《マニフェスト<リーフ.Star>》によって、本体かファイナル革命で出す多色クリーチャーかチェンジ元の中で足りないパーツをサーチ可能です。《蒼き団長 ドギラゴン剣》がどこに存在しているかは非常に重要です。

【プレイガイド】

このデッキですが目指すべき着地点が2つあります。ゲームを進める時はどちらのルートをとるのか考えながら回すと安定するかと思います。またマニフェストがプレイできたかどうかでゲームメイクも変わるので、そこにも触れつつ解説していきます。

【《蒼き団長 ドギラゴン剣》で決める】

このデッキのとるルートで一番わかりやすいゴールです。《蒼き団長 ドギラゴン剣》は殿堂カードではありますが、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》や《天災 デドダム》など山を掘り進めるカードは多いので《マニフェスト<リーフ.Star>》に頼らずとも引き込めるケースがあると思います。

《蒼き団長 ドギラゴン剣》から展開するのは基本的に《Disノメノン》です。ジャストダイバー持ちで、万が一アタックしている《蒼き団長 ドギラゴン剣》が除去されたとしても元からスピードアタッカーなので問題ありません。

次点で展開する候補は《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》です。やっかいなブロッカーの除去や打点が届かない時などに使いましょう。《メガ・マナロック・ドラゴン》が絡んで相手のシールドをブレイクしたくない時も有効です。

またちょっとしたテクニックですが自分のシールドが0枚、かつ1回目の攻撃で《蒼き団長 ドギラゴン剣》に革命チェンジし《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を効果で出している場合は、《蒼き団長 ドギラゴン剣》をバウンスしてアタックキャンセルすることがあります。そうすると相手のシールドをブレイクすることなく《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》で2回目のアタックに入ることが出来るので、確実に《龍装者 バルチュリス》の効果を発動させることが出来ます。除去やG・ストライクが多く採用されている相手には特に有効なので狙っていきましょう。

【《百鬼の邪王門》と《鬼ヶ大王 ジャオウガ》で決める】

《蒼き団長 ドギラゴン剣》がシールドにある場合は、こちらのルートを目指すことになります。またこちらの方がコンボはそろいやすいので、相手のデッキ次第では見切り発車することもあります。《蒼き団長 ドギラゴン剣》と違って複数枚採用できるのでサーチ無しでも集めやすい利点はあります。

《鬼ヶ大王 ジャオウガ》でシールドを手札に加えた時に《蒼き団長 ドギラゴン剣》が手札に入ったら、あらためてプレイプランを検討しましょう。手札に《龍装者 バルチュリス》がある場合や《百鬼の邪王門》でチェンジ元がめくれるケースまで想定してプレイプランを見極めましょう。

【《マニフェスト<リーフ.Star>》が絡むと・・・】

ブーストから《マニフェスト<リーフ.Star>》にうまくつながった場合、自分のデッキの状態とシールドの中身がすべて分かります。ゲームプランを組み立てやすくなる一方で、選択肢が大量に増えます。慣れるまでは上記の2パターンのどちらかを目指すことを重視しましょう。

また《マニフェスト<リーフ.Star>》のプレイを意識したマナ置きも重要となります。初ターンにマナに置くカードの優先度は《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》>《Disノメノン》>《天災 デドダム》です。《マニフェスト<リーフ.Star>》がないときは《Disノメノン》>《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》>《天災 デドダム》のイメージです。

また《ジャスミンの地版》と《天災 デドダム》が同時に手札にある時はマナ置きを検討する必要があります。初手で上記2枚以外に自然マナがあるときはそちらを置きましょう。単に2ターン目に《ジャスミンの地版》を置くより3ターン目に《天災 デドダム》をプレイしたほうが強く動くことが出来るケースもあります。

もちろんすべてがこのパターンでキレイに決まるわけではありません。何度も対戦して傾向と対策をつかみましょう。ゲームパターンが非常に多いデッキですので練習が非常に生きるデッキだと思います。

【終わりに】

今回本戦1没ではありましたが、いい形のデッキを作ることが出来たと思いましたので記事にしてみました。久々のデュエル・マスターズの記事を書くことが出来て楽しかったです。次のGPに出れるかは不明ですが、今度はもっと上位に上がれるように頑張ります!

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