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響きだけマジック英語セレクション

※このnoteには存在しない記憶が大量に出てきます。※
※苦手な方はそっとブラウザを閉じましょう。※


 こんにちは。響きだけマジック英語委員会、委員長のウィンターです。
ちなみに、現状委員は僕だけなので委員会メンバー絶賛募集中です。今回は僕がこれまでMagic: The Gatheringで遊んできた中で魅力的に感じたマジック英語を紹介します。

 ちょうど「あなたとマジック30周年」という晴れる屋様の企画もありますので、便乗してみることにしました。みなさんが書かれた記事も拝読させていただいております。

 早速ではありますが、本題にうつりましょう。

響きだけマジック英語委員会とは

「響きだけマジック英語委員会」とは!カードの強さや意味に関係なく!何となくカッコいい・美しい・面白いマジック英語を選出する委員会である!

と、たった今僕が定めました。

英語の響きだけでカードが選出されております。なお、前述のとおり委員会は僕しかいないので、僕の独断と偏見です。今なら2人目の委員メンバーになれますよ!

それでは早速見ていきましょう。

カード名編

Daze/目くらまし

 シンプルながらも重みのある一言。このカードを英語で言いたくてたまらない人たちも多いでしょう。決め顔で一言「Daze」と、これだけで白米が3杯はいけます。

ちなみにDazeには、「ぼう然とさせる」という意味があります。きっとこの言葉を聞いて、うっとりぼう然としてしまったのでしょう・・・。

Storm World

 あの夢の国にあるアトラクションの名前です。みなさんも乗ったことありますよね。あの回転力とカラフルな演出が見てて面白いですよね!

 ちなみにカードの効果を知らない方向けに説明すると「各プレイヤーのアップキープの開始時に、Storm WorldはそのプレイヤーにX点のダメージを与える。Xは、4引くそのプレイヤーの手札のカードの枚数である。」というテキストです。手札が少ないほどダメージを受けます。

 赤いカードですが赤は特性上アグロ戦略をとるため、手札枚数を維持しづらいです。要するに、赤いデッキがこのカードを置くと自分の方が痛い目にあう可能性が高いです。

Prismatic Ending/虹色の終焉

 深夜アニメのエンディング曲でおなじみですね。ギターとピアノのハーモニーがたまらないバラードとなっていて、非常に趣深いです。ボーカルのConvergeの声も透き通るような美声でたまらないです。

 Prismaticは本来「分光」という意味を持ちます。白色光にはすべての色の光の波長が入っており、それをプリズムなどで「分光」することですべての色の光を取り出すことが出来ます。理科の実験で見たことのある方もいるかもしれません。

その「分光」によって出てきた光が「虹色」のように映ることから、Prismatic=「虹色」と翻訳されているのだと思います。美しい翻訳ですね!

Elves of Deep Shadow/深き闇のエルフ

他のエルフたちが大抵~Elfだったり、Elvish~だったりする中で、たった一人のElves of Deep Shadow。声に出して読みたいという童心をくすぐられる一枚。中学生のころには、右手に無駄に包帯を巻いて謎の疼きと戦っていたのでしょう。Deep Shadowくん、授業中はその包帯を取りましょう。

Elf/エルフは、今でこそゲームやアニメのおかげもあり種族名として定着していますが英語本来の意味的には「小妖精」という意味になります。世界観を考えて「エルフ」とそのまま訳されたおかげで今のマジックがあると思うとしんみりしますね・・・。

Dark Ritual/暗黒の儀式

響きだけマジック英語界隈でも不動の人気を誇る1枚。Darkもいいし、Ritualもいいし、この2つのワードをくっつけた開発スタッフのセンスもいい。童心をくすぐられるカード名です。このカードはほぼ直訳でカード化されていますが、これが「ダーク・リチュアル」だったらちょっと違和感を覚えてしまいますよね。

Endless One/果てしなきもの

 来年放映されるハリウッド映画ですね。サバイバルバトルものにコズミックホラーが組み合わさった作品のようで、現地では根強いファンも多いみたいですよ!たまーに愛嬌のあるやつも出てくるようで「Oneちゃん」という愛称で親しまれているみたいです。

 ちなみに「One」という英語には相当数の意味合いや代名詞的な表現が含まれています。これから受験を控える方がいましたら、あらためて意味を洗いなおしてもいいと思います。特に「二つあるうちの一方」といった使われかたの時には要注意です、文中の変なところに「One」がわいてきます。

能力語編

Spell Mastery/魔巧(まこう)

タダの呪文じゃないです、マスタリーなんです。このマスタリーに込められた極めた感が非常に好きです。これを知った皆さんも、条件を満たしたときにこう言いましょう、「マスタリー達成しました。」

ちなみにMasteryには精通や支配といった意味が含まれています。「巧」という字にも「技術のあるさま」といった意味があり、「魔巧」というワードチョイスはこれでもかと言わんばかりにSpell Masteryを表現しています。

Council's dilemma/動議(どうぎ)

いいですよねdilemma。僕の推しのアーティストがアンコールの時の〆の曲として歌ってくれるんですが、超カッコいいんですよ!正確な曲名は「ジレンマ」ですが、皆さん聞きましょう、そして一緒にライブに行きましょう。

dilemma自体には「板挟み」という意味があり、どの選択をとっても不利益が生じるカードデザインを非常によく表現しています。ちなみに日本語の動議は「話し合いたい内容そのもの」のようなニュアンスとなります。大抵の場合は持ち掛けられた時点で投了してしまうことが多いですが。おのれ、《召し上げ/Expropriate》め・・・。

Threshold/スレッショルド

声に出して読みたいシリーズならトップクラスです。カタカナ表記もそのままスレッショルドなので、英語が読めない小さな子も安心です。今日からあなたもスレッショルド。

Thresholdは「しきい値」というようなニュアンスを持っている英語で、能力をそのままに表現しているといえるでしょう。もしこれが「しきい値」と訳されていたら、「カナディアンしきい値」というアメリカとカナダの国境かな?みたいなデッキ名が生まれていたかもしれません。

Hellbent/暴勇(ぼうゆう)

Hellbent・・・変身できそうな響きですね!夢よ踊れって感じがします。手札が0枚じゃないと変身できないのは若干不便ですが。

Hellbentには「必死になるさま」転じて「無謀なさま」をあらわしています。手札が0になることを必死だととらえるか、無謀だととらえるか・・・。きっとそれはあなた次第です。

マイフェイバリット 響きだけマジック英語

僕の一番気に入っているマジック英語を最後に紹介しましょう。

Delirium/昂揚(こうよう)

まず音の響きがいいですね、特に「デリリ」というところがキュートですよね。英語の並びも非常にいいです。「Delirium」なんて人生で見たことないですよ、この英語。さらにこれをカタカナにしてみましょう。

「デリリウム」

なんだかこんなタイトルのラノベがありそうですよね。

http://animelogo.com/lovelive/MMkU 様にて作成

ほら、9巻ぐらいまで連載したあと急に跳ねてアニメ化したけど、アニメがコケて連載も終了しちゃったラノベ感ありません

音の響きも見た目も好きなDelirium/昂揚の紹介でした。

おわりに

 いかがでしたでしょうか。マジック30年の歴史にはたくさんの言葉が詰まっています。強かったカード、お気に入りのカードとして印象に残っているものが多いかもしれませんが、中には何故だか音の響きが好きで残しているカードもあると思います。

そんなカードに想いを寄せて調べてみると、意外な発見があるかもしれません。興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。

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