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王様の瞳〜Voigtlander〜

みなさん、お疲れ様です♪
Laskey@カメラマンです。

先日、写真講座の受講生のPさんから、
凄いモノを拝借してしまいました。

レンズ3本&ターニットファインダー

フォクトレンダー、プロミネント35
用の交換レンズです。

Skoparon 35mm F3.5
Nocton 50mm F1.5
Dynaron  100mm F4.5
ターニットファインダー。

革のケースまであって、ひゃ〜!って
感じです。
しかも、ご自分が買ったProminent 
2に合わなかった。と革のケースを
頂いてしまって、恐縮至極なのです。

その上、面白い本まで貸して頂いた。
ムック本とは違う、良くここまで調
べたなぁ。と言う歴史や逸話が詰
まった内容で、古本を探して同じのを
購入しときました。持っておきたい
1冊。ってやつ。

自分は持っていない、元祖Nocton50
mmやSkoparon 35mmに、持って
いるDynaron 100mm。
天気が良くなったら撮り比べをしよう
と思ってます。
もちろん、ポートレートで。
Noctonは買えないし、デジ用の今の
Noctonを持ってるから、それで我慢。

自分も大概のモノ好きですが、上には
上が常にいるもんです。
(笑、褒めてます。)

Noctonの写りも興味あるけどなんとか
使いこなしたいのが100mm。
僅かな資料を漁っても、このレンズが
どんなキャラクターなのか?はあまり
見当たらない。
目立たない存在なんです。
もしかしたら、大した写りじゃなくて
フォクトレンダーとは言え、隅っこ
暮らしなのかも知れません。

ですが、あまり知られていない。
みんなが使わないレンズ。
なんか面白いかも。開放絞りが暗い
からそんな過大な期待は禁物で、
やはり隅っこ暮らしかもの可能性は
大ですが。^^;

3m離れたらなんとか

で、コレを使うにはやはりターニット
ファインダーは欲しい。
貼った写真はターニットファインダー
不使用なので、近いとパララックスの
影響が大きく、構図が取れません。

辛うじて見れはする。

って事で、フォクトレンダーのVC
メーターと一緒に出物をゲット。
100mmの画角合わせはレンジファ
インダーでは結構難しいのです。
このターニットファインダー。35mm
と100mmの兼用で、使い方がユニー
ク。動画が貼れれば分かり易いの
ですけど。

Prominent 35。以前書いたように、
機構は凄いカメラに間違いありま
せん。

芸術品の域

設計者や作り手の情熱をこんなに
感じるカメラはなかなかないです、、
自分比ですが。

Model LUNAちゃん 

しかも、ちゃんと撮ったら、写りに
陳腐さは無いけど、フィルムらしさ
をより感じる描写。ってんですかね?
なんか、使って楽しいんだけど、
やはり、ノクトンやウルトロンの
50mm.風景ならスコパロン35mm
当たりで楽しむカメラじゃないかな?
と。
因みにオリジナルのノクトンと
今のノクトン。やはり写りは今の
ノクトンの方がモダンです。オリジ
ナルはフワっとして、開放だと周辺
減光もあり、確かにノスタルジック
な写りになります。

ウルトロンは開放F2と言うことも
あって、ノクトンよりしっかりした
写りで使い易さから言えばウルトロン
かな。

今のノクトンは更にコントラストが
いい感じ。

コシナのノクトン

せっかくオリジナルのNocton
を借りたのでチャートを撮って
みました。
(Sony  α7Ⅱ使用)
撮影条件は明るさをISOで合わせて
ある他は全く同じなのですが
Nocton F1.5の開放はなんとなく
霞がかかったようなフレアが出て
いるのかも知れず、ピントの芯は
あるけど、ソフトな印象です。
Ultoron F2.0の開放はシャープ
でコントラストも高いけど、
発色が寒色に振れました。

f5.6まで絞ると両方ともコント
ラスト、解像ともに十分ですが
Ultolonの方が解像はいいみたい
です。
OLDレンズをチャートで見る
なんてのは本来、無粋ってヤツ
ですが、滅多に無い機会だった
ので、ご容赦を。

あとはお好みで。と言うところ
でしょうね。

Nocton F1.5 開放
Ultoron F2.0 開放
Nocton F1.5 f5.6
Ultoron F2.0 f5.6


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