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癒しの一時【がっこうぐらしSS】











ある日、あたしとりーさんはりーさんの家で珈琲を飲みながらのんびりしていた。


悠里「お待たせ胡桃、珈琲淹れて来たわよ。」

胡桃「ありがとー、りーさん。」


りーさんは心地よい香りが漂う珈琲を淹れてリビングに座る。早速りーさんが淹れてくれた珈琲を飲んでみる。あたしはりーさんが淹れてくれた珈琲なら何杯でも飲める。そんな気がした。りーさんが優雅に珈琲を飲んでる姿が美しくて何となく見惚れてしまった。


胡桃「珈琲美味いぞ!」

悠里「美味しい?嬉しいわ。私、二人で過ごす時間が欲しかったの。胡桃とこうやって過ごせる時間が作れて嬉しいのよ。」

胡桃「久々の休日だったしな。あたしも部活多くて疲れてたんだよなー。」

悠里「胡桃どうしたの?」


ふとりーさんの胸が気になり、思わずりーさんの胸を見つめてしまう。


胡桃「なぁりーさん、ちょっと胸貸してくれないか?」

悠里「急にどうしたの!?」

胡桃「ちょっと癒されたくってさ。」

悠里「…、もう、仕方ないわね。じゃあこっちおいで。」


あたしは普段から無意識に優しい癒しを求めていたのかもしれない。許可を貰うとあたしは早速りーさんの胸に埋もれてみた。りーさんの胸の間に挟まれている時の感触や弾力に癒される。りーさんに包まれている間は普段は活発に動き回ってるあたしも大人しくなり、心が浄化されてる様な気がした。


時間がゆっくりと流れる中、あたしはりーさんの胸に埋もれたままうとうとしてしまい、そのまま眠りに落ちていった。りーさんはあたしの寝顔を見つめ、慈愛と困惑が織り交ざった表情であたしを見つめていた。


「胡桃が幸せでいてくれたら私も幸せだからね。」


胡桃が眠りについた後、私は胡桃が安らかに眠っている姿に安堵した。私達はゆっくりと時を過ごし、温もりを感じながら静かな幸せを分かち合っていた。この穏やかな一時が永遠に続いて欲しいと願っていた。私達が見つけた穏やかな幸せ。誰にも邪魔されることなく、心の奥深くに守り続けられる特別な時間。