鍵虫
はじめに 「真・女神転生」シリーズについては、もはや説明するまでもないでしょう。元は小説「デジタル・デビル・ストーリー 女神転生」のメディアミックスに端を発するこの作品群は、そのダークな世界観、奥深いゲームシステムなどからコアなファンに愛されたアトラスの名物シリーズですが、「怨霊や祟り神を蔑ろにしたせいで制作中に開発元がマジの祟りにあった」だの、「ゲーム起動時に極低確率で恐怖のメッセージが表示される」などといったオカルトじみた噂のおかげで、インターネット上でも話題になって
はじめに 「NEEDY GIRL OVERDOSE」は――最早説明も不要に思えますが――2022年1月にsteam版が発売され、全世界で70万本の売上を達成した配信者育成ADVです。 もともと企画立案のにゃるら氏に敬意を抱いていたことや、ヒロインであるあめちゃんのデザインが非常に好みだったこともあり、何となく興味を惹かれながらも、元々アドベンチャーゲームにあまり触れてこなかった、パソコンの前に座ってゲームをするのがめんどいなどの理由で何となく見て見ぬふりをして来ました。
実家のすぐ近くに、小さな山があります。 山といっても比喩表現みたいなもので、標高としては2mかそこらといったところ。単なる地面の盛り上がりといった方が正しいかもしれません。おそらく、周辺で工事を行った際に、余った土を盛ったりなどして出来たのでしょう。かつて空き地のただなかにあったその山は、当時小学生の私達にとっての遊び場の一つでした。 中でも印象的なのは、その麓に秘密基地まがいのものを作った記憶です。当時の友人たちと一緒に、スーパーで調達した使用済み段ボールをチャリ
・この間仕事で車運転してた時の話なんですけど、踏切の前で一時停止して、さぁ行くかと思ったら急に警報器が鳴り出したんですね。 急ぎでもないし、結構多めに荷物積んでたから荷崩れが怖かったし、そもそもルール上そうだったはずだから、すぐブレーキ踏み直して止まったんですよ。 そしたら後続車のオバさんにクラクション鳴らされちゃいました、てへへ。 は????? いやおかしくない? アレ? 俺が間違えてるのか? 「遮断機が下り始めてたら停止」だっけ? ちょ、ちょっと調べよ……
https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/ マジじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ・そのうち来るような気はしていましたがまさか今冬とは……。元々2017年刊行の作品ではあるのですが、私がこの作品に出会ったのが本当に数か月前の事なので、ちょっと得した気分です。小説って割と他人に勧めるハードルが高いのですが、アニメ映画となれば話は別。公開の折にはフォロワー全員からミュートされること覚悟でひっきりなしに布教しまくって
(ポケモンレジェンズ アルセウス エンドロール後のネタバレを含みます。ご注意ください) ・色々あってTwitterが安息の地では無くなってしまったのですが、現実に話し相手もいないため、しばらくnoteで日々あったことを書き連ねていこうと思い、筆をとっています。筆というか、指ですが。 ・スマホの入力、以前フォロワーの皆さんにアンケートを取ってみたことがあるのですけど、トグル入力よりフリック入力の方が一般的なんですね。私はスマホを手に入れる以前フォレストページ(懐かしッ)で長
浜松に旅行に行こう、と思い立ったのは、昨年12月初めくらいのことです。隣町の快活クラブでフルフラットシートに寝っ転がってだらだら読んでいた「ゆるキャン△」がきっかけでした。何巻の何話だったか忘れましたが、年始に路面凍結で家に帰れなくなったしまりんが、奥浜名湖にあるなでしこの祖母宅に泊まりに行く回。そこに描かれた「ゆりかもめの集まる駅」の風景に、私はひどく心惹かれたのです。調べてみると、舞台になったと思しき浜名湖佐久米駅にユリカモメが集まるのは、12月から2月までの冬季だけと
・魚社会/panpanya 本ッ当~~~に申し訳ないんだけども…。平の職員は全員魚に置き換えることに決まったんだ。苦しい経営判断なんだけどね。 ウオウオフィッシュライフ。 panpanya氏は、緻密に描かれたノスタルジックな背景と、シンプルな線の可愛いキャラクターが特徴的な漫画家さんです。どれも空想と現実が混じり合ったような、どこにもありそうだけどどこにもない、そんなシュールな世界観のお話(たまにエッセイ漫画も挟まる)ですが、「そういうものなんだ」と受容させられてし
私はこれからも作る方に徹しよう。 使い込んでくれる者がいるなら製作の苦労は快感だ。 ――釜谷鉄造 あとがき5夜目、これにて一応締め括りとなります。度々間が空いた事もあり、本当にながいながいあとがきになってしまいましたが、お付き合い頂きありがとうございました。 というわけで、今回は本作のキモでありRPGの華である戦闘について、各エリアに君臨したボス達を一体ずつ取り上げながら語っていきたいと思います。どいつもこいつも各キャラクターと同じくらい思い入れがある連中です。
あとがき4夜目です。今回は三人の物語を陰に日向に支えてくれたNPC達について話をしていきたいと思います。メインキャラ以外の情報についてはほとんど作中で開示していないので、結構な文章量になってしまいましたが、時間があればお付き合いください。 ・タマキ/内之浦 環 エンデバーのお医者さんです。NPCの中ではもっとも三人に深く関わったキャラクターかもしれません。宿屋のない仕様のため、回復などのゲーム的な役割はありませんが、そこそこの印象を残すことはできたのではないでしょうか。
あとがき3夜目です。今回は趣向を変えて、作中で使用させて頂いたBGM素材のうち幾つかを紹介させて頂きつつ、製作を振り返っていこうかと思っております。 1.Jumping to the moon/まんぼう二等兵様 私の一推し。汎用ボス戦として使用させて頂いた楽曲です。近年のツクール製RPGのボス戦といえば激しいロックやテクノ、トランス系のBGMがよく流れるものですが(私の主観です)、この曲は作曲者さんのコメント通り浮遊感のある爽やかな曲で、その辺とは一線を画しているかな
あとがき2夜目です。今回は、カグヤにとっては友人か、もしくは兄代わりのような存在となった二人組についてセットでお話をしていこうと思います。ヒロインへの贔屓がすごいな。メインシナリオのみならず、サブイベント全回収後の隠しイベントの内容についても言及しますので、あらかじめご注意ください。 遅れて来たヒーローたち 「ツキノヒト」は元々カグヤ一人の物語だった、とは、前回お話した通りです。では、かの少年達が彼女の傍に立つ事となったのは何故なのでしょうか。切っ掛けとなったのは、「
ぼくはかつて共同で事業をした。そしてものの見事にだまされた。が――なんどひとにだまされようとも、なんど痛い目をみようとも、結局は人間を信用しなければなにもできないではないか。 ――ロバート・A・ハインライン「夏への扉」 はじめに 折角noteに登録したので、最新作「ツキノヒト」の製作の裏話や、投げっぱなしになっている設定の補完のようなものをしばらくモニョモニョと書き連ねていこうと思います。 今まで4作のRPGを製作してきましたが、「ツキノヒト」はこれまでに無い難産の