検査入院

無呼吸症候群の疑いがあるらしい。
自宅での簡易検査では1時間に27回息が止まっていると出た。
しかし、治療器具貸し出しの健康保険適応を受けるには簡易検査で1時間40回、もしくは入院検査中20回以上というハイスコアを出さないといけない。世間は実に厳しい。
簡易検査で27回の落第点しか出せなかった無能な俺は、追試として入院検査を言い渡されたのであった。ここで頑張って良い成績を残さねば後は無い。

午後3時に受付を済ませ、その後体重や血圧を計った。一通り済むと病室に案内され、ここで6時の夕飯に備えよと指示を受けた。

しかし、である。

2時間の間の何をすれば良いのか?
そして夕飯の後、7時半に先生がやって来て測定器具を装着する手はずであるらしいが、また1時間またされる。
7時半に測定開始して翌朝7に起床するまで基本的に眠っておけとの御達しだが、今時小学生でも7時半に就寝することはあるまい。

地獄なのかも知れない。

実費3万5千円払ってこんなことになるなんて。しかも、1時間に20回以上の呼吸停止を出さなければ保険適用外になるのだ。下手すると月々5千円で済むはずの料金が1万5千円に跳ね上がるのだ。
そんなの緊張して眠れないではないか。

やはり地獄なのかも知れない。

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