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2024/6/30(日) 北九州記念 回顧

小倉 芝1200m (右 A) 曇 稍重

例年開催4日目に行われてきたが、変則で今年は開幕週での開催。
開幕週らしく逃げ、先行馬でのワンツー。

小倉1200mのコース形態は上りの坂がなく下りの坂が2回あり、スパイラルカーブでスピードを落とすことなく平坦な直線を迎える。
スピード値が特に求められるコースで、逃げ・先行が圧倒的有利となる。


レース概要

各馬好スタートを決めた後にピューロマジックがダッシュをつけてハナを主張。
その後ろに内からテイエムスパーダ。
ペアポルックス、ヨシノイースターが外目。
サーマルウインド、グランテスト。
それから半馬身置かれる形でナナオ。
先団集団とは差がなく中団に
外からバースクライ、内にモズメイメイ
その後方に内メイショウソラフネ、ジャスパークローネ、外メディーヴァル
間にカンチェンジュンガ
エイシンスポッター、ショウナンハクラクが2度目の下りに差し掛かる前にポジションを若干前に。
後方に内ディヴィナシオン、ヤクシマ
最後方にトゥラヴェスーラ。
3~4コーナー中間地点で逃げたピューロマジックと後続との差はまだ3馬身。
4コーナー手前でヨシノイースターが内のテイエムスパーダとペアポルックスを外目から追い抜く形で2番手に。
後続集団は一団となり直線を迎える。
直線の追い比べ、ピューロマジックはヨシノイースターに並ばせることなく見事逃げ切り勝ちを決めた。

ラップ

11.4-10.2-10.7-11.1-11.9-12.6 (1:07.9)
600m通過が32.2秒の超ハイペース。純粋なスピードが求められた一戦。
開幕週といえど稍重、重めの馬場でありながら、前半の入りが11.4-10.2は過去5年で最も速い。

各馬短評

1着・ピューロマジック

初の古馬との対戦になった今走も、前走と同じく逃げ切り勝ち。
スタートは五分も、ダッシュの速さで楽々とハナへ。
競りかけられることなく自分のリズムで逃げ続け、ヨシノイースターを完封。軽斤量、開幕週の馬場恩恵、同型に競られずスムーズにレースが運べたことが大きく最大限恵まれたうえでのパフォーマンス。
とはいえ二の足の速さはかなりのもので、他馬に被させられないアドバンテージは相当なもの。

2着・ヨシノイースター

好位の外目を追走。距離ロス、逃げたピューロマジックを捕えきれなかったとはいえ4キロの斤量差、ハイペースを追走でこの馬にはかなり苦しい展開での2着で負けて強しの内容。

3着・モズメイメイ

若干スタートが遅れたところから、道中は中団イン寄りの中目を追走。
4コーナーから直線に向くところでサーマルウインドに若干外から被せられ進路が狭くなりかけるも直線で接触し前に。
これによりかサーマルウインドは失速。
昨年葵S以来の馬券内で、古馬対戦では初。
流れたペースの中、インで溜められたのが大きかった。

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