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札幌2歳S・小倉2歳S・新潟記念、期待馬と今週の予告:猫の予想指数

1.夏も終わり

今週でいよいよ夏競馬も終わりを迎えることに。
3歳未勝利馬は最後の決戦に臨むということで、印象的には3歳未勝利戦で波乱の決着が多い8月最終週の中央競馬。
いつものように各重賞ごとに記事を書くつもりだったけど、どうやら台風10号が最悪のコースを通るようで開催が危ぶまれそうな状況。
特に、中京は土・日とも中止になる可能性もあるので、今回は3重賞の小考察と期待馬1頭を紹介することとするにゃ。

2.レース考察と期待馬

(1)札幌2歳ステークス 
クイーンSと同じ札幌1800mは基本的には内前有利のコースだけど。札幌2歳Sは最終週の7日目ということで、開幕週よりは差し馬が活躍できるのが基本的な馬場状態にゃ。
そして、札幌2歳Sの距離である1800mは、この後年末まで繰り広げられる2歳戦線の中で1800mの重賞は東京スポーツ杯2歳Sのみ。2000m戦の重賞も京都2歳Sとホープフルの2鞍しかなく、距離適性が長めのお馬さんとして札幌2歳Sでの賞金加算は来年のクラシックに向けた旅程としてかなり重要なポイントになるにゃ。
デビュー戦でソダシを上回る2歳レコードをたたき出したキングスコールは馬場悪化を懸念して回避してしまったけど、ここでの勝ち馬は翌年のクラシックでも結構な確率で好走するので確りと見極めていきたいにゃ

・ファイアンクランツ(想定オッズ4番人気 7.5倍)
札幌2歳Sの注目馬はファイアンクランツ。
差し馬向きの馬場と言いながら、初戦好位に付けたお馬さんと思われるかもしれないけど、今回は1番人気と思われるアスクシュタインはじめ、新馬戦で逃げた馬が結構いるので、初戦で逃げなかったお馬さんは基本、その後ろにつくだろうと判断。逃げ馬の後ろに形成されるだろう集団の前目に付けて、3コーナーに備えそうと思うにゃ。
それに加えて、新馬戦で重馬場を経験しているのもアピールポイント。台風の動き次第ではあるけれど、かなりの確率で雨の影響を受けそうと思われる中、実戦での重馬場経験は心強いと思うにゃ。
短評的にその他のお馬さんから面白そうなのはマテンロウサンとマイユニバース。マテンロウサンは新馬戦のタイムが同日のコスモス賞と0.1秒しが差がないうえ、このレースかなりの出遅れがあった中、道中でスタートのロスを挽回して勝ち切ったものなので、アスクシュタインとの比較からこちらの方がオッズ的にも妙味ありと思うにゃ。マイユニバースは未勝利馬だけど、新馬戦の勝ち馬が注目馬として紹介したファイアンクランツの9着と見せ場あまりなかったけど、前走の勝ち馬は2歳レコードが出たキングスコールの新馬戦で2着だったテリオスララ。回避しなければ1番人気の可能性が高かったキングスコールの新馬戦の2着馬に善戦できたとなると、実は未勝利勝ちレベルの能力は既にありそう。流石に勝つとは思わないけど、ヒモに入れておくとよいんではないかと思うにゃ。

(2)小倉2歳ステークス 
・エンドレスサマー(想定オッズ2番人気 5.6倍)
小倉2歳Sで面白そうなのは人気どころだけどエンドレスサマー。
前走、函館2歳Sで3着からの参戦と例年ではあまり見かけないローテーションだけに、陣営がこの夏の1200m重賞があるうちに稼がせたいという考えに加え、調子の良さ・適性を見ているんでないかと感じるにゃ。
札幌2歳Sで1800mの重賞は~の下りで今後の2歳戦の重賞開催距離に触れたけど、何と1200mの世代限定重賞は小倉2歳Sの後は、来年5月の葵Sまで一切なし!オープン・リステッドの1200m戦はあれど賞金3000万円を超える1200m戦が無いとなると、ここに出てきた意図を感じるにゃ。
実際、函館2歳Sは勝ったサトノカルナバルは強かったし、中京競馬場のコース形態的にある程度の内枠引ければ、3着内の好走は外さなそうにゃ。
そのほかのお馬さんでは京都の新馬戦を勝ち上がったポートデラメールあたりが面白そう。先週のトータルクラリティもそうだけど、6月開催の新馬戦でデビューさせるお馬さんは期待馬が多いこともあり、新馬戦がちのお馬さんは能力高めの場合が多いのだけど、このお馬さんは中団で構えて上がり最速の33.8秒と前半緩めにしてはスプリント戦ではかなりの上がりを使っているだけにここでも注目しておきたいにゃ。

(3)新潟記念
セレシオン(想定オッズ5番人気 9.5倍)
新潟記念はセレシオン。
桜花賞・オークスと3着のライトバックが52kgで出走予定で注目を集めいているけれど、馬券的にはこちらのお馬さんに期待。
3歳時は春のクラシック戦線に挑むも本選に出走できず。夏の新潟で2勝クラスを勝ち上がって何とか菊花賞に出走も11着と結果を起こせずで、そこから1年の長期休養。復帰してから5戦は1勝2着2回3着2回と馬券内を外さず好走してきているにゃ。
このお馬さんの注目点は新潟の実績。4戦して2勝2着1回3着1回とこちらも馬券内を外しておらず、今回想定される不良馬場でも3勝クラスでの2着があり対応は問題なさそう。ハンデ56kgとそれなりに見込まれたけれど、前走の関越Sでオープンクラスにはメドが立っている中、そこから1kg減での出走なら不利は無いとみていいと思うにゃ。
正直、いつもの年なら荒れそうな新潟記念だけど、レッドラディエンスとキングスパレスはサマー2000シリーズの優勝が懸かっているだけに、勝ちへの本気度合いと実力から勝ち馬はこの2頭のどちらかと見ているにゃ。一方でライトバックは賞金を加算したいものの脚質的な面や明らかに秋華賞等秋のGⅠに向けての1戦という感じで取りこぼす可能性は結構あると思うにゃ。
その他のお馬さん、ラーグルフが出走してくれば狙いたかったところだけど、調教中に他馬に蹴られて負傷して回避とかわいそうなことに、、、。
それ以外のお馬さんは結構実力差離れていると思うので、3連系の3列目に入れるかどうかぐらいで検討するにゃ。

3.まとめと予告

今週の3重賞は台風で本当に開催できるのかというところがホント心配。もし、中止になったとしてもお馬さんや関係者・我々ファンの全員が被害を受けないでほしいにゃ。
そして、開催されたとしても馬場とか考えると不確実な要素が高そうな週末。先週も同じことを書いたけど、馬券的にはあまり勝負気配を立てず、来年の世代GⅠに向けた好勝負を楽しむ程度の姿勢で挑んでいこうと思うにゃ。

予想指数は無事に開催されるのなら、当日午前中にアップするにゃ。
見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。

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