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使って分かった「ここが惜しいよ au経済圏」。楽天経済圏との比較も

更新日時:2024年8月14日

数々の改訂が続き、メリットが低下している「楽天経済圏」。乗り換え先として「au経済圏」はどうなのか?と思う方へ、私が使用した感想をズバリ。

「au経済圏」私の結論 → au経済圏には個々のサービスはキラリと光るものもあるが、楽天経済圏が依然としてオススメ

今回は「au経済圏」の個々のサービスを「楽天経済圏」と比較しながら、そのメリット・デメリットをまとめました。

au PAY カード vs 楽天カード

経済圏の中心といえばクレジットカードです。数々の改悪により、正直なところ「どちらもメインカードとしてはイマイチ」な存在になってしまいました。

楽天カードがイマイチな点「公共料金の支払い」

楽天カードは基本還元率1%のカードです。そんな楽天カードの最大なイマイチポイントは「主な公共料金支払いでは、500円につき1ポイントしか付与されない」という点です。

  • 東京電力エナジーパートナー

  • 東京ガス

  • 東京都水道局

  • 自動車税・住民税

など多くのものが、ポイント付与率が低く設定されています。

光熱費などの固定費をクレジットカード払いに設定するのは、ポイ活の王道。主な固定費の支払いにメリットが小さい楽天カードは、「これ一枚でOK」なカードでは無くなってしまいました。

au PAYカードで公共料金の支払いを

au PAYカードは基本還元率1%のクレジットカードです。楽天カードと違い、auPAYカードは公共料金の支払いでも1%ポイント還元を受けることができます。

ならば、すべての支払いを「au PAYカード」に集約すれば良さそうなのですが、一つ注意点があります。それは「au PAYカードでは、au PAYチャージ時にポイント付与対象外」であることです。

au PAYは決済アプリとしての出来がよく、個人的に非常に愛用しています。それだけに、au PAYカードでの取り扱いに関しては「どうしてこうなった...」と思わざるを得ないところです。

さらに付け加えると「楽天カードも、au PAYチャージ時にポイント付与対象外」です。

ですので、

  • 普段使いやスマホ決済(楽天ペイ) → 楽天カード

  • 光熱費など固定費の支払い → au PAYカード

というように2枚とも使ってしまう方法に、私としては落ち着いています。

◎auじぶん銀行 vs 楽天銀行

「auじぶん銀行」は、au経済圏の中ではかなり頑張っている存在です。

auじぶん銀行のメリット

  • ⭕️ 定期預金のキャンペーン金利が高い (2024年夏は年0.37%)

  • ⭕️ 振り込み手数料無料の回数が、楽天銀行より多い

  • ⭕️ ATMでの入金時に、金額による手数料制限なし

  • ⭕️ 「マネーブリッジ」とほぼ同等の「auマネーコネクト」がある

両行のサービスは、以前記事にしております。詳しくはそちらをぜひ。

auじぶん銀行は楽天銀行と同等以上のサービスといえます。

auカブコム証券 vs 楽天証券

かつては正直残念な印象があった「auカブコム証券」ですが、着実な改善により「楽天証券」よりもオススメできる証券会社になりました。

  • ポイントで投資信託が購入できる

  • クレジットカードで投資信託の積み立て可能

これらは、auカブコム証券・楽天証券どちらでも可能です。

auカブコム証券で最大のデメリットだった「サイトやアプリの使いにくさ」も、ここ最近のアップデートでかなり改善されました。

↓ auカブコム証券のスマホサイトのUIはコチラ

↓ 楽天証券のスマホサイトのUIはコチラ

惜しまれる点としては、リニューアルが、SBI証券と楽天証券にゴッソリお客さんを持って行かれた後だったことでしょう。

au PAY マーケット vs ◎楽天市場

au経済圏で「惜しい」と思わざるを得ないのが「au PAY マーケット」です。現状「楽天市場」の方がお得で便利なケースが多いです。

「楽天市場」「au PAY マーケット」それぞれで、同じ検索語(ガジェット・日用品・食料品・ふるさと納税)を入れてどのくらいの数がヒットするか比べました。その結果、楽天市場と比べてau PAYマーケットは1/4程度しか検索ヒット数がありませんでした。

自社のサービスを利用するほどポイント付与率がアップする「ポイントアッププログラム」について比較すると、楽天市場が最大17倍に対して、au PAYマーケットが最大9倍で、お得度が低いです

品揃え・ポイント還元ともに楽天市場が勝っている状況です。

さらにお得なのが楽天ふるさと納税。「寄付額もSPU対象」「ふるさと納税も楽天市場ショップ買い回り対象」なので、楽天市場を利用すればするほど、ふるさと納税でのポイント還元が大きくなる、ぜひ利用したい制度です。

同様の仕組みは、au PAYマーケットにはありません。

au PAY vs ◎楽天ペイ

かつてはお得競争が激しかったスマホ決済ですが、ひととおり普及したところでお得度はすっかり無くなってしまいました。

au PAYも一時期はかなりお得なスマホ決済だったのですが、楽天ペイと比べたら、今やすっかり寂しい還元率です。

  • au PAYの還元率 = 0.5 %

  • 楽天ペイの還元率 = 合計 1.5% (楽天カードでチャージ 0.5% + 楽天ペイ 1.0%)

私としては、メインのキャッシュレス決済はすっかりANA Payになってしまい、楽天ペイもau PAYもすっかり出番が減ってしまいました。

強いてどちらかを選ぶとすれば「楽天ペイ」になります。

まとめ:今後の発展に期待も「穴」が気になる「au経済圏」

auじぶん銀行など、個々のサービスではメリットが大きい「au経済圏」。

ですが、「楽天経済圏」の方が〈経済圏としての完成度〉〈楽天のサービス内でポイント連携〉でメリットがあります。

今後の「au経済圏」の発展に期待したいところですが、人にオススメするなら現状でも「楽天経済圏」ですね。

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