L.A.でバスにギャングが乗り込みトンデモ体験した話

L.A.トラブル第二弾

またトラブルに巻き込まれました…(笑)
画像をご覧ください。

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ちょっと分かりにくいかもしれませんが、地図上の青い線は通常のルートです。
水色の矢印はUCLAからホテルまでの進行方向。
青い線が左に入り込んでいるのはそこにバスターミナルがあるからです。(バスターミナルは黒字でT表記)
通常ならUCLA(大学)からバスターミナルを経由してホテル(黒字でH表記)の近くで降りるはずだったのですが…。
事件はバスターミナルで起きました。
明らかギャングな風貌の男が乗り込んできたのです。
ちょっと嫌な予感しました。
男はTAPカード(バスカード)
バスが出発する直前にもう一人の男が入り込んできます。
この男も明らかギャング。
しかし後から入った男がTAPカードをかざすとエラー音が。
どうやら残高が足りない様子。
運転手にお金を催促されるものの払う様子はなくなんだか揉めている。
きっとあのカード…空港でもう使わんからって捨てられたやつなんやろな…と勝手に想像を膨らませてた。
あるいはスリ。


バスは二人のギャングを乗せたまま出発したもののバス停ではないところで急に止まり後から乗って来た男にだけ降りろと要求。
またもめる。
男が諦めて降りたのでホッとしたのも束の間、いつもと違うルート通ってる…!!!(ピンクの線)
慌ててストップボタンを押した。
ホテルの近くで止めてくれたらそれで良いやと思っていたのに近くどころか男を降ろした後バスはノンストップ。
私は「スピード(1994年公開の映画)」のバスに乗ってしまったのか…。


結局バスはこの路線の最終目的地のAviation/LAX駅に着いてしまった。
なんでこんなことに…。
運転手がいくつものバス停をすっ飛ばした理由は多分バスの遅延。
そしてなぜルートを変更したかについては想像の域を超えないが、先に乗って来た男が高級ホテル周辺にあるバス停で降り、うろつくのを警戒したのではないか。


Aviation/LAX駅からバスは出ているし、またバスに乗って来た道を戻ればよかったのだけど、非常に混乱していたし何よりトイレに行きたかった。
でも急に降ろされたバス停のそばにあるAviation/LAX駅は治安の悪いエリアにあり、もう日が暮れようとしている時間帯で一人でトイレに行くのは危なかった。
そんな理由で2.6キロの道のりを歩いて帰ることにした。

Aviation/LAX駅からホテルまでの道のりは空港のそばを通るためその周辺にはほとんど建物がない。

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砂埃が舞う。
その中をひたすら北に北に向かう。
わしゃジプシーか…。


バスに乗れば良かったと後悔し始めた時轟音とともに飛行機が真上を飛んだ。

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ものすごい臨場感。
気づいたら叫んでいた。
しばらく頭上を眺めていると左から何機も着陸してくる。
そして右からは轟音と暴風とともに離陸する飛行機。
ヒコーキカッケー!!!!!
本気で飛行機に興奮した。
トラブルに巻き込まれたけどこれで帳消しだなと思いながらホテルに帰ったのでした。

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