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50$EDHノススメ 〜ザダを添えて〜

どうもみなさま。今回はスリヴァーではありませんが、やはりEDHの話です。よろしければお付き合いください。

EDH界隈では定期的にガチカジュ論争という全く意味のないことが繰り広げられ、不毛の大地だと思っている方もいらっしゃると思います。

MTG自体がこうなりませんように

結局のところは遊ぶメンツ、環境によるところがありますが、本当のcEDHとそれを想定していないデッキでは楽しみがかみ合わないのは事実です。それ以下のデッキパワー帯同士においては、個々の裁量もあると思います。
そういう雰囲気もあり、またEDHは高いパーツが多いのも事実。まだプレイされたことがない方が忌避するのもわかります。

ということで、“結局こちらも物議を醸すわけですが”、金額設定EDHを遊んでみるのはいかがでしょうか。
以前から仲間内で50$EDHと称して楽しんでおります。ルールはただ一つ。
デッキレシピをgold fishのdeck pricing toolに入れ、合計金額が50$(基本地形5種除く)を下回ればOK!
以上。
このルールですね、デッキ構築に頭をひねるのが楽しいです。なんせ、普段そびえ立つことのない新たな壁、金額が立ちはだかります。どうにか価格をさげるために必死に下位互換を探すという、いつもと逆の行為が醍醐味です。
50$に設定したのは、キリがいいのと、構築済デッキにちょっとカード足して足るくらいだからです。コミュニティによって100$や一万円などにしていただければと思います。
なお一度組んだ時に50$に収まっていれば値上がりは気にしないことにしています。カード入れ替えの時は同じ金額以下のものと入れ替えるようにしてください。
ちなみに、今まで自分用に組んだジェネラルは
ジャラド、パルン二ヴ、ザンチャ、ケイラメトラ、永遠衆ネヘブ、再誕二ヴの6デッキ。プレゼントしたのは、ザダ、初代ガルナ、ヴァドリックの3デッキ。
振り返ると結構作ったものです…

では、例として友人にプレゼントしたザダのレシピを公開します。

https://www.hareruyamtg.com/decks/572283

ゴブリン好き、かつソリティア要素のあるコンボはあまり握らない友人なので、ジェネラルありきのコンボデッキにしてみました。


ゴブリンらしくない賢さ



ザダは自身に打ち込んだスペルを、他クリーチャーすべてにコピーする能力があります。場にクリーチャーが並んでいる場合、キャントリップがancestral recallを超えるカードに化けます。

ザダ+クリーチャー2体=アンリコ

リソースを回復しながら横展開し、トランプル付与パンプアップこじ開けて勝利を狙います。戦線崩壊するとつらいので、横展開するときにはある程度カードを引けるようにしておけるといいかもしれません。
なかなか下準備が必要ですが、ゴブリンらしい群れで小賢しく戦う雰囲気が味わえます。

衝撃的に噛み合う一枚

安価デッキではありますが、二重詠唱の魔導士もコピー呪文がザダと噛み合うため、金額がかかりますが組み込んでいます。


赤のお供
2マナでゲームエンドしたい
ちょっと重い、そして安い(大事)

このデッキの作り方をみてみましょう。
普段僕がしているのは、
1, 統率者およびコンセプトを決める。
2, EDHRECで統率者ページを見る。
3, コンセプトにあっているカードを片っ端から名前をコピーしメモ帳に張り付ける。
4, 金額があうように削ぐ。

となります。
1, 統率者およびコンセプトを決める。
もちろん大事なポイントです。お気に入りの統率者にするか、触ったことがないものにするか。が、ここで問題があります。
統率者も50$のうちに入ります。
すでに戦いは始まっています。簡単なのはアンコモンや、現スタンダード環境のジェネラルを使うことです。大体安いですからね。
そしてコンセプトもここで決めてしまうのがいいでしょう。そうでないとカード選定ができません。
以前遊んだ時に、このジェネラルなにに使うの?→え、ただのカラーパイです。ということがあり、ゲラゲラ笑いながら遊んでいました。愛のない構築も可能です。


アポカリプス名シーン
機械兵団のストーリーのしょぼさとの差がひどい

2, EDHRECで統率者ページを見る。
EDHRECのいいところは、カードが見やすく、大体の値段も書いてあるところです。もちろんlotus fieldなどを参考にしてもよいのですが、雑多なカードを眺めている方が自分のイメージが付きやすいと思います。日本と海外で相場が違うカードがあり、たまに泣きをみます。

BUDGETの項まであり、至れる尽くせり
よく見ると♯138なので結構人気ある

3, コンセプトにあっているカードを片っ端から名前をコピーしメモ帳に張り付ける。
さて、一覧を見終わったらカードを入れていきましょう。この際、金額は無視です。よさげなものを全部いれましょう。どうせ減らすので、枚数は関係ありません。
ちょっとしたtipsですが、goldfishではなくメモやwordにいれてください。変なところをクリックしてページが移動し、全部消えると泣きます。経験者は語る。

当たり前にオーバー

4, 金額があうように削ぐ。
当然50$を超えているはずなので、カードを削っていきます。
まず高いカードを。Gold fishを見ながらメモ帳で探して消していきます。この時、goldfishのレシピをdownloadするとアルファベット順になったメモ帳をゲットできますので、作業が楽になります。
適宜保存し、戻れるようにします。
ちなみに左にある3枚の絵は高いカードTOP3になります。これがドンドン安くなっていきます。
コンセプトにあったカードを消す場合、何らかの下位互換を用意する必要があるかもしれません。Wikiなどで調べ、順次追加していきましょう。
あと数$、となってから本当の苦しみが始まります。頑張って下位互換を探しましょう。もしくは高いけどどうしても入れたカードと涙の別れをしましょう。


ここから選定、墳墓なんて即消し
やっと50$が見えてきてからが地獄
で、できたぁぁぁぁ


そうして出来上がったら、後は注文してウキウキして待つだけ。
選別過程でそれぞれのカードに愛着と理解が付与されているはずなので、一人回しが非常にスムーズにできると思います。
晴れる屋さんのオタクカード紹介みたいに、たくさん専用カードを発掘しているので当然ですね。

もちろんこのルールでも強ジェネラルは存在します。でも50$で組んでいるので、完璧な動きはできないはずです。みんなで協力して邪魔しましょう。
金額を設定することにネガティブな意見もあると思いますが、制限をかけることは遊ぶ幅をせばめることにはなりません。自分だけ、もしくは全体に新しい構築ルールをつけるだけです。握るデッキを選んでいるのと何も変わりありません。


自分で選びましょう

是非一度遊んでみてください。50$で組めるから、といえば初心者も入りやすいでしょうし、複数のデッキを持つのも容易です。
皆さんもそれぞれの遊び方で楽しいEDHライフを。

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