EDHはパーティーゲーム

はじめまして、しんぺー、もしくはラルといいます。
スリヴァー、ブルームーンが大好きでモダン、レガシー、edhなどなど遊んでおります。
ウルザあたりからカジュアルに開始し、ミラディンで一度プレイしなくなりました。その後、カラデシュで再度プレイをはじめ、仲良し4人組の残り3人を引き込むことに成功。今に至ります。いつもついてきてくれる3人に感謝しています。

当初はスタンばかりやっていました。いろんなデッキを組んでは笑いながらプレイし、たまに大会に出て楽しい日々でした。EDHに関しては、は？1枚しかいれない100枚デッキ？なにそれ？、と毛嫌いし、触らない始末。
しかし4人で遊んでいると、自然と全員で遊べるものをやりたいと思うようになります。折しも統率者2017が発売されるタイミング。麻雀と同じノリで、4人で遊べるんじゃない？と手を出しました。構築済みで遊び始め、今でもその構築済みを強化しているもの、サブとして持つもの、オリジナルで遊ぶものと別れてしまいましたが、とてもいいきっかけになりました。

さて、これがEDHは身内が鉄板、と言われる理由だと思われます。
気心もデッキの強さもしっており、ある程度のスラッシュトークも結託も許容される環境。ノビノビとプレイできるし禍根も残さない。しかもツボをとらえているから笑いどころもばっちり。面白くないわけがないです。

そのノリ、カードパワーをそのままフリープレイにもっていくとどうでしょうか。コミュニケーション力にもよると思いますが、必ずしも成功するわけではないと思います。ちょっと騒がしすぎる、カードパワーが違いすぎる、よく聞く話です。

EDHが生まれ、日本よりも人口の多い外国では、アナログゲームが日本よりも盛んです。色々なゲームを行い、知らない人とプレイすることに慣れています。また向こうでは討論や思考の授業もあり、日本よりもコミュニケーションを学ぶ機会は多いでしょう。
EDHでも勝つことだけでなく楽しむことを目的としてプレイされ、大きいリアクションを取りながらそのゲームを楽しまれているのがわかります。僕自身まだ機会がなくできていませんが、いずれ海外の方とプレイしてみたいと思います。

元祖が一番偉い、というわけではないですが、EDHはパーティゲームです。勝つことがそのテーブルの至上命題であるならば、勝つことのみに重きをおけばいいと思います。それはそれで、もちろん楽しい。
しかし、誰もがそうではない。コミュニケーションツールとしてみんなで楽しむ、と考えるとどうでしょうか。勝つことを全く目指さないのは少し興ざめであるというのはわかりますが、ガチガチに固まった思考は問題だと思います。

そんなわけで僕はいくつもEDHを持っています。
ほぼフル装備でレベル10であろう初祖スリヴァー、生き埋めや少しのサーチが入っていてウィルや墓所などはないラザーヴ、wheelも墓所もウィルも入っていない蝗の神、パクるだけのガリーナ。これらを相手の強さに合わせて使い分けます。大体、ラザーヴか蝗でプレイしています。

また50＄構築というのも行っています。Goldfishにジェネラル込みで打ち込み、50＄以内にする、というフォーマットです。ペニードレッドフルのようにシーズンごとの見直しは行わず、組んだ時の値段で判断します。
自然とカードパワーは下がり、5ドルですら高級品なのでソルリングを入れるのも難しい。やや悠長なゲームにもなりますが、その分会話が増え、面白カードやプレイが出てきます。
高額カードがなくてもコンボはできるので、ジェネラルを生かした構成が可能です。例を挙げると、僕のジャラドはこんなデッキです。
https://www.mtggoldfish.com/deck/1547682#paper
旧枠を使わないという縛りも入れて組んでみたのですが、ゼロからくみ上げたため非常に愛着もあります。当時は絶滅の王がアルマスの残念トッパーで入っていたため安く、組み込むことができました。絶滅の王シュート、血の壁で疑似ヘイトレッドシュートも可能。生ける屍でごっそり逆転となかなか大技も入っています。

おそらく公式のレベリングにあわせるならば、3‐4なのでしょう。
その他パルンニヴ、ザンチャ、ニヴ再誕、ケイラメトラ、永遠衆ネヘヴを作りました。
ちなみに単色は汎用カードが高いことがあるので、2色以上のほうが作成難易度は下がりそうです。

必ずしもパワーを合わせる必要はない、という方もいらっしゃると思います。また、パワーが圧倒的に違うときに、「魔王戦でもいいよ」とおっしゃる方もいます。そういったことは、、その卓の総意で決めたほうがいいと思います。疑似魔王戦でないedhをやりに来た人もいるでしょうし、50＄EDHをやろうといっているのにいきなりフェッチをきってくる要綱を無視する人もいます。その場でみんなが楽しめるように合わせることができなければ、それはコミュニケーションエラーではないでしょうか。

勝ちだけを目指すのではなく、楽しめるEDHというのを一度考えてみるのはどうでしょうか。パワーを落としたEDHは楽しいですよ。