法人税修正申告の書き方 考察 棚卸計上漏れ【税抜経理】

事例の概要(棚卸計上もれ)

棚卸商品の集計もれ2,000,000円(税抜金額)を把握したため、修正する。

棚卸計上もれ 修正仕訳について

1.当初仕訳(誤った仕訳)

仕   入 2,000,000 / 買掛金 2,200,000
仮払消費税  200,000

2.正当仕訳

仕   入 2,000,000 / 買掛金 2,200,000
仮払消費税  200,000
繰 越 商 品(棚卸商品) 2,000,000 / 仕 入 2,000,000

決算期末に、決算修正仕訳(簿記3級で履修)を追加する必要があります。
(多くの人は「しー・くり・くり・しー」と習った記憶があるのでは)

3.修正仕訳

繰 越 商 品(棚卸商品) 2,000,000 / 仕入(過大計上) 2,000,000

棚卸計上もれ 法人税別表4の記載方法

過大計上となった仕入れを、別表4にて加算処理する。


棚卸計上もれ 法人税別表5の記載方法

棚卸商品を修正年度の別表5に記載し、翌期の確定申告書へ繰り越します。

Point

  • 決算仕訳を追加するだけ

  • 消費税の修正申告は不要


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