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結婚という節目を近くで味わうお仕事。ウェディングプランナーが続いている理由。

2020年3月。
温かくなる日差しを感じながら、もうすぐ桜が咲くこの季節が大好き。

そんな中、先日は初めての息子の卒園式を経験。(と言っても、託児の卒園式であって、これから保育園生活がスタート)
数十分の小さな式でしたが、わざわざその場を設けてくださった先生の想いが嬉しく。2歳の息子の元気な成長を、改めて幸せに思えた節目の時間でした。

人生には様々な節目を感じるタイミングがあって。
大きなものもあれば、今回のような細やかなものも。
大小関係なく、わざわざそんな場がある事によって、かけがえのない人生を生きてきた証が、一つずつ宝物のように心に刻まれていくように感じる。


節目という場を創るお仕事って、本当に素晴らしいなって思ってます。
きっとそんな日常の影響から続けられている、結婚式を創るというお仕事。


2005年4月から始めたウェディングプランナーのお仕事は、いつの間にか15年の月日が経ちます。
立ち上げから10年間勤めた結婚式場で出会ってきたたくさん仲間との思い出は本当に宝物。



最初は恥ずかしながらも語れるようなエピソードもなく「直感」で飛び込んだ世界。
結婚式という晴れ舞台を整える仕事は、幸せを味わいながらも正直しんどい出来事も山ほど。朝から夜まで走り回って100組近く担当した時に、卒業を考えた時期もあったり。


でも人生経験を重ねた先輩の、人との向き合い方に奥深さを感じ、もっと結婚式の中身を意味のあるものにしたい。そう思えて、今もまだ続けられています。

私がプランナーを続ける上でキーマンとなった、尊敬している同じブライダル学校に通った大先輩。学生時代は雲の上の存在だったけど、今となっては生き方に迷った時にエスコートしてくれる恩師のような方。
写真は、四年前くらいに桂由美先生のファッションショーのバックヤードをお手伝いさせて頂いた時のもの。


2015年に大好きな会社の仲間を離れてでも、起業に挑戦する決意を固めました。
この決断は、結婚を決めた時以上にたくさん悩んだもの。
辞めた事は後悔はしてないけど、まだまだ理想形には程遠いので、もっともっと頑張らないといけません。


WHYを使って考えてみました。
なぜ、会社という枠を超えてまでして(リスクも背負って)この仕事と向き合っているのか。

「結婚という節目」だからこそ見出したい価値って何だろう。

改めて立ち返って思う事は

「個の価値観(生きてきた証)」

「ふたりがこれからどう生きていきたいのか」
可視化する時間を、更に突き詰めて提供していきたいという想いがあるからだなと。

そしてふたりの想いを聞き、結婚に対する意志の強さを感じとった時、大切だと想う方達から心からお祝いされる幸せを贈りたいというパワーがプランニングに込められていきます。

その表現方法はそれぞれの新郎新婦によって本当に様々。
だからこそふたりの価値観に合わせて創り上げていく節目の仕事は、繊細で突き詰めるほど奥深く、やりがいで溢れているから辞められないみたいです。

出産を迎えるまで、あと三ヶ月。

そして出産間際に迎える、結婚10周年。

私自身にとってこの節目の年から、ウェディングプランナーとして考える価値観や感覚を鈍らせないように、少しずつ記録していきたいなって思います。

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