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【テキスト2倍デュエマ】リースヴァリヴァリウス作成日記

この記事では、テキスト2倍デュエマの大会があるからと調整していたものの人数不足で大会が開かれなかったためお蔵入りになってしまったデッキを供養しようと思います。
もしテキスト2倍デュエマのデッキを考えてみようという方がいれば、その一助となれば幸いです。

◆デッキ概要


初めに、テキスト2倍デュエマにおけるヴァリヴァリウスのテキストを確認してみましょう。

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■バトルゾーンに自分のクリーチャーがなければ、このクリーチャーの召喚コストを6少なくする。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■マジボンバー 14
(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚目を見る。
その後、コスト14以下のクリーチャーを2体、
自分の手札または山札の上から、バトルゾーンに出してもよい)
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の山札の上から2枚目を裏向きのまま、
新しいシールドとしてシールドゾーンに置いてもよい。

このように2コストで召喚できるSAマジボンバー14ということで、恐らくヘブンズフォースに次ぐぶっ壊れカードと化したヴァリヴァリウスですが、実は山札からはマジボンバーで踏み倒すことができません。(「山札の上」は上から1枚目のことであるため、ヴァリヴァリウスがチェックする「山札の上から2枚目」は「山札の上」に該当しないから)
しかしそれでもわずか2コストで手札からコスト14以下のクリーチャーを2体ばらまけるのは異常の一言。
ここから各種クリーチャーを展開することで相手を圧殺するというのがコンセプトになります。
また、マジボンバー系が2体と勝太&カツキングがそろった瞬間、ほぼ確実にEXウィンを決めることができます。
その手順として、マジボンバー系が攻撃するとき、カツキングとマジボンバーを同時に踏み倒し、カツキングの効果で赤か緑のカードを回収することで攻撃中のマジボンバーとカツキングをバウンスし、アタックキャンセルを行ってマジボンバーの効果を繰り返し使います
ここでダイナボルトをバトルゾーンに出せた場合、ダイナボルト+カツキング+あと2体の踏み倒しが可能になるため、盤面を横に広げることができるようになります。
要求値が高いように聞こえますが、カツキングがトップ10枚をサーチできるためすぐにダイナボルトは手札に来ますし、ダイナボルトのマジボンバーもトップ4枚を確認できるため割と早い段階でカツキングがヒットします。
バーンメアで一気に盤面を横に広げた後は、ダイナボルト攻撃時にカツキング+ユニバース+あと2体を踏み倒し、ユニバースは攻撃中のダイナボルトと任意のクリーチャー1体を除いた20体の上に進化させます。
これは、カツキングのバウンスが0体or2体の2択であるため、ユニバースを手札に戻さないようにするためです。
最後にユニバースの下の20枚を捨てることでEXウィンを達成します。

◆デッキリスト解説


最終的なリストはこんな感じ。

20210614ヴァリヴァリウス

テキスト2倍デュエマということもあり、初動を失敗する≒負けという気がしたので、初動はしっかり10枚採用。なんならもう1枚ほしい。
2ターン目の動きとしてギフト、メンデル、ヴァリヴァリウスの3種類。3ターン目の動きとしてはパーフェクトファイアと3ターン目には走り出してやるぞという構築にしてあります。
あとはヴァリヴァリウスから出して強い各種ドラゴンとGR召喚を強く行えるバーンメア、EXウィン要員のユニバース、といった構成になっています。

◆各種カード解説


≪フェアリー・ギフト≫
1コストで6軽減できるぶっ壊れ呪文。
2ターン目にロージアやバーンメアを着地させられるスーパーカード。
3ターン目にはダイナボルトやオーガまで射程に収めることができる。

≪メンデルスゾーン≫
最大4ブーストが可能になった最強ブースト札。
4ブーストが成功した場合、3ターン目に7マナのアクションをとれる上、3ブーストでもバーンメアの発射が可能となる。
ただし、ユニバースが墓地に行ってしまうため、乱発には注意。

≪パーフェクト・ファイア≫
10枚目の初動。
効果を4回選ぶことができるため、6コスト以下のクリーチャーを出してSAにして2回攻撃させるという荒業が可能。
踏み倒すのはだいたいバーンメアで、たまにカツキングやエスカルデンを出して次の動きを持ってくる、というプレイを取る。

≪エスカルデン≫
上面はリソース兼コンボの潤滑油として使い、下面ではメタクリーチャーの除去と展開を同時に行える緑単色のドラゴン。
パーフェクトファイアの踏み倒し範囲内なのも偉い。

≪切札勝太&カツキング≫
受け札兼コンボパーツ。
山札の上から10枚見て、2枚回収し、2体バウンスできるという壊れっぷりを見せております。
またトリガー条件も革命4となっているため、ヴァリヴァリウスで盾を追加してない限り最初からトリガーになっているという有様。

≪バーンメア≫
GR召喚を4回できるようになったぶっ壊れクリーチャー。
バーンメアのビートプランを通しに行く時でもカンちゃんがめくれればたいてい勝てます。

≪ヘブンズロージア≫
コスト6以下の任意のドラグハートまたはコスト10以下の光のドラグハートが出せるようになった白単色のドラグナー。
出すドラグハートとしては、バトガイ牙斗が1番、レオザワルド(ジャベレオンのクリーチャー面)が2番といった感じ。

≪エモーショナルハードコア≫
選んだ2体の効果を無視することができる白単色のドラゴン。
ギャイアでたいていのクリーチャーを止めることができるものの、ギャイアがなかったりcip持ちでないクリーチャーを咎めたりするときに使う。

≪ジエンドオブユニバース≫
勝利条件がメガメテオバーン20に変更されたものの、GRの展開力によって関係なくEXウィンを達成できるフィニッシャー。
GR12体+8体で達成できるため、盤面を数えるときはそれを目安にしましょう。

≪爆龍皇ダイナボルト≫
メインコンボパーツ兼クアトロマジボンバー14
上述のコンボで必須パーツである上、コンボに入れなくてもパワーで圧殺できるためヴァリヴァリウスから最も踏み倒したいクリーチャーとなります。

≪メヂカラコバルトカイザー≫
上面は雑に出しても強く、下面は4体フリーズさせる受けトリガーである青白のドラゴン。
このデッキは2ターン目に動けるかということが勝敗を分けることが多いので、2ターン目のヴァリヴァリウス着地のための白マナを持つこのカードはデッキと非常にかみ合っている。
単色という意味では初不なども候補に挙がってくるが、上面の単純な強さと青があることでカツキングの素出しの難易度を下げるという点でこちらを採用。

≪王牙≫
GJ勝利でトップ6枚からドラゴンを2体踏み倒してくる赤単色のドラゴン。
下面も非常に強く、手打ちしやすい4コストな上、とこしえの超人を除去できる4000火力を出すことができる。

≪ヴァリヴァリウス≫
このデッキの核。
上述の通り山札からの踏み倒しはできないものの、盾追加は可能なため、GJの調整や受けの強化等小回りの利く動きは一応可能。
最初は盾を割らざるを得ないことも多いが、Wブレイカーの注釈がないためリスクが2点で済むのも◎

≪スペルデルフィン≫
呪文ロックのできる白単色のドラゴン。
ヴァリヴァリウスから横展開できない場合でも雑にロックすることができる。
パワーの上昇条件が微妙に弱体化されているものの、ほとんど誤差なのであまり気にする必要はない。

≪ギャイア≫
クリーチャーロックのできる緑単色のドラゴン。
ロック性能は破格の一言だが、このレギュレーションでは毎ターン2体のクリーチャーをマナから召喚することができる。
もっとも、その能力を活かす前に勝てるのであまり意味のある能力ではないが。

≪マシンガントーク≫
クリーチャーを2体アンタップさせることのできるGRクリーチャー。
バーンメアが出ているタイミングでマジボンバーがタップしていることは多いので、能力が生きるタイミングは多い。

≪ぽくたま≫
デッキ構想段階で、他に強そうなデッキがカリヤドネ、チュリスチェンジ、Jチェンジの3デッキだったので、そのうちカリヤドネを強くメタる事のできる子のクリーチャーを採用。

≪Jショッカー≫
でかいクリーチャー同士の殴り合いが予想されたためそれほど強いとは思っていないが、3ターン目に何らかのコストを縛れるのは強力だろうということで採用。
しかし、どちらかといえばJトルネード要員としての役割が強い。

≪全能ゼンノー≫
上述の3デッキのうち、チュリスチェンジに対するメタカード。
それでなくともハイスピードな展開が予想されるため、それを遅らせることのできるこのカードはさすがに強力だろうということで採用。

≪せんすいカンちゃん≫
バーンメアのビートプランをする際にめくって一番うれしいクリーチャー。
1回こいつが絡むだけでGRクリーチャーがもう4体出てくる上に下手をするとマシンガンのcipを使うことができる。

≪ダンダルダ≫
普段のバーンメアなら歓迎だったが、灰ヒが入っていなかったり撃って強い呪文が少なかったりで今回は1枚のみの採用。
どちらかというとGRを4体トルネードすることで再利用するのが目的。

≪ダルタニック≫
パワーやブレイク数の上昇条件が厳しくなっているものの、リスクを1点に抑えられるという意味ではむしろ上方修正。
攻撃時トルネードで2ドローできるのはさすがに強力。

≪ダルク・アン・シエル≫
ブロック時と離れたときに2体づつ、ブロックで1体止めることができるので、最大5面止めることのできるブロッカー。
面展開できていないものの受けに回らざるを得ない、という場面では重宝される。

≪バトライ≫
基本は閣で設置する。
龍解条件は変わっていないので、もう1体ドラゴンを出すことができれば龍解し、トップ6枚からドラゴンを踏み倒してくることができる。

≪ボアロ≫
踏み倒し先は主にギャイア。たまにカツキング。
そもそもの緑のクリーチャーが少ないため、あまり使うことはない。
ただし、ニガアブシュームを採用した場合はその限りではない。

≪ジャベレオン≫
基本はレオザワルドの状態でバトルゾーンに出す
ただし、破壊系のトリガーをケアしたい場合にはレオサイユの状態で出すこともある。

≪バトガイ刃斗≫
雑に使って最も強いドラグハート。
龍解後は2ドローして2体ドラゴンを踏み倒せるため、実質的なマジボンバーとしての役割を果たすことができる。
また、ドラゴン以外の攻撃を抑制する効果も強力。

≪ジュダイオウ≫
攻撃抑制範囲がパワー8000以下に拡大された。
龍解後は攻撃抑制条件が「シールドが2枚もない場合」に変更されるため、こちらも若干の強化を受けている。

≪エンドレスヘブン≫
大体はクリーチャー面で出す。
ドラゴンの攻撃時に相手を2体フリーズさせられる効果は強いものの、正直そこまで有効に刺さる場面はなさそう。
これはヘブンズヘブンに差し替えか。

≪ハートバーン≫
自軍のドラゴンをSAにすることができるものの、その恩恵を受けられる場面は少ない。
ここをニガアブシュームへ変更する選択肢も太い。

以上で簡単な解説は終わりになります。
デッキを練った時間が短かったり、対面練習を満足にできていなかったりで詳しいことが書けず申し訳ないです。
もしこのデッキを使ってみようという物好きな方がいれば、じゃんじゃん改造してみてください。

◆テキスト2倍デュエマに触れてみて


最後に、テキスト2倍デュエマのデッキを考える際に意識していたことのメモをここに残しておきます。
壊れるカードの特徴として、コスト軽減系と、コスト指定の踏み倒しが挙げられると思います。
そしてその両方の特徴を兼ね備えていたのがヴァリヴァリウスだったわけです。
それ以外のカードを試してみたい、という人は、テキストのコストに注目して検索してみるといいかもしれません。
また、「~体出す(唱える)」といったような枚数指定のカードもバグりがちなので、そちらも注目の余地ありです。(ただ、ゲームスピードの関係で軽減系の方に軍配が上がりがちではある)

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