100日でTOEIC900点超えたっぽい
勉強時間:平日1~2時間(+移動時間聞き流し)、休日2~4時間
教材費:15,000円くらい
スコア変化:推定650点→850点→920点
海外経験:ほぼなし(1か月間カナダに短期留学に行ったことがある)
はじめに
TOEICのことを何も知らない状態から4か月くらいでTOEIC920取れたので、備忘録。
来世の自分が気の毒なことにもう一度受けなくてはいけなくなったときのために書いておくので、英語学習の本質などから離れていることもあると思う。
教材
改訂版
リスニング対策
abceedくんに従って、partごとに問題をひたすら解いた。
移動中はpodcastのBBCニュースを聞くこともあった。1日30分くらいで終わるし無料。わかったようなリアクションを一人で取ってかっこつけてたけど、何の話をしているのかわかるので精一杯だったので続けてはいない。
あとは金フレの音声を聞くことで単語対策とリスニング対策を両立させた気がする。
長文対策
早く読めないと話にならないので、英文を音読するスピードで意味を理解する訓練をする。主語と動詞、能動態と受動態あたりはきちんと把握して読むように意識はした。
「読んでもどうせわからんわ」と思いたくないので、読む教材は英語ネイティブ向けのものではなく、英語学習者向けのものを選んだ。English news and easy articles for students of Englishの1レベル〜2レベルがちょうど良かった。さくさく読めるようになったらすぐやめた。
TOEICにおいて一番手っ取り早い長文の解き方は「ざっくり全部読む」だと思う。ざっくり早く正確に読み取るには単語力(単語への瞬発力)だと思うので、私の中では長文対策=単語対策です。
単語対策
初期
まずはabceedで、左側ページの単語をザザーっと覚えた。金フレの右側ページの表現や関連語句の中で知らないものに線を引いておいた方がよかったかも。物理的に本があった方が絶対によい。
中期
金フレの左側の単語を一通り覚えた感じになったら、右側ページの知らない関連語句や連語を覚えていく。通勤の行き帰りでabceedの音声を聴いた。
あと、自動詞・他動詞とか複合名詞とか、めんどくさいやつを気が向いた時に調べておいた方がいい。この辺はもはや暗記の領域だが、よく出るものはネットの偉人たちがまとめてくれているので肖りたい。覚える時間はなかったので、寝る前に音読だけはした。
後期
金フレのINDEXをコピーし、わかるものは消し、わからないものは意味を書く。コピーだけで単語対策が完結するようにした。試験前の待ち時間にパラパラ見るのにとても良かった。
文法対策
初期
初期からガチガチに文法をやらなくてもいい気もするが、もしやるとしたら文法1000。各セクションの序盤に文法のまとめと解き方があるのでそのあたりをノートにまとめておいた。
中期
文法1000の練習問題をひたすら解く。間違えた問題・まぐれで当たった問題の解説ページにハイライトを引くか、スクリーンショットを撮っておく。ある程度解いたら、大事そうな解説文を書きうつしておいた。
初期でまとめた文法ページの《解き方》と合わせて、試験前に見るのにうってつけの参考書になった。
後期
余力があれば、セクションごとに概要や注意点をまとめ、そのあとに間違えた問題を羅列する。カテゴリごとに問題に取り組むことで、実際のテストでもどのカテゴリの問題なのかがわかりやすくなった。
文法問題はさほどパターンがなく、品詞/動詞/前置詞・接続詞・副詞/代名詞/関係詞の解き方と注意点を理解すれば割とすぐ得点できる。表現・語法は途中で諦めました。
タイムライン
1日目(模擬試験)
まず模擬試験を受けた。abceedくんに最初に出会えたのは幸運だった。無料版だと15分のショート模試を受けられる。神アプリ。対策ゼロの状態のスコアを知っておくことで、スコアの伸びが大きな自信になった。
30問(15分)の模擬試験を受けて下記の点数。100日後の目標は800とした。
2日目〜30日目
最初の1ヶ月間で大事なことは、模擬試験をやらないことだと思う。
どのセクションで間違えているのか、どういった問題が不得意なのか、自分なりに分析したら、リスニング・単語・文法・長文と分けて対策をする。
長文を読む上でわからない単語が多すぎるのが鬱陶しかったので、金フレをやりはじめた。目標スコアごとにエリアわけされていてありがたかった。
あとはリスニングの問題を解いて予測スコアをあげるよう努めた。リスニングの鬼門は「人の名前が覚えられない」だった。これはいまだに克服していない。
公式問題集もKindleで買ったが、結局やれなかった。買うなら本のやつにしたほうがよさそうだ。本番により近い状態で受けたかったら本を買った方がいいと思うが、布団でゴロゴロしたりトイレに行ったりしながら受験した模擬試験と本番のスコアはあまり差異なかったので、別に買わなくてもいいかなと思う。
31日目(模擬試験2)
このあたりで1回は120分の試験を受けておいた方がよかったと思う。
実際は、忙しさにかまけ、30分の模擬試験を2回受けた。900越えを叩き出してしまったが、鵜呑みにはしないようにした。しかしちゃんと調子に乗ったし、友達には自慢した。
32日目〜59日目
TOEICの全貌や自分の不得意がわかってきたので、もう少し詳細に対策をしていく。
ところが、仕事が繁忙期になったのと、唐突にプロポーズされたのでしっちゃかめっちゃかになり、しばらくTOEICどころではなかった。
そうも言ってられないぞ!と焦ってここで物理の金フレを買った。
12月のTOEICに合わせて対策をしていたが、10月のTOEICの申し込みをした。会場までの道や試験開始までの時間配分がわからなく、試験に集中できなくて失敗することを避けたかったので。
そして、物理金フレを買って満足し、モンハンばかりしていた。太刀ばかり使っていたのだが、見切りができなくて吹き飛ばされてばかりで悲しくなり、息抜きにTOEIC対策をやっていた。結局ライトボウガンに落ち着いた。今は狩猟笛と片手剣も使っています。うまくいかない、と思ったときは固執せず、新しい方法を模索した方がいいってことですね。目標は狩猟なわけですから。
Part5がやれどもやれども上がらないので、abceedで文法1000を始めた。
60日目(本番環境での試験)
今回は練習だと決めつけて、会場受験をするのをおすすめする。試験前の対策が7割、試験直前の気持ちの持っていき方が3割くらいあると思っている。試験直前に何をするか、どういう雰囲気か、どういう準備が必要かを知っておくための練習なので、結果は気にしないと暗示をかける。詳細の結果がくるのは1ヶ月後なので、そのあたりは覚悟しておきたい。
当日、「800行ったら最新のiPhone、850行ったらMacBook、900行ったら家買います」と家族に言い残して受験。800は行ったと思うけど850はわからんな〜という感じだった。
61日目〜89日目
詳細の結果が来るまでの1ヶ月は中だるみしやすい。この期間に次の申し込みがあるので、焦りはするが、今までと同じルーティンで勉強をしておきたい。
私は平気でiPhoneの品定めをしていた。
90日目(試験結果の分析)
詳細の結果が来る。スコアはもちろんだが、パーセンタイルランクも見ておく。他の人と比べて差が小さいところから対策をしていく。
私はpart5が低かったので、文法1000をようやく本気でやり始めた。
91日目〜99日目
めんどくさいもの(残業した方がいい仕事とか、小言とか、人からの連絡とか、家事とか)をすべてを投げ捨てて「TOEIC受けるから!」と自分に言い聞かせたので、結構たのしい期間だった。
時間が足りなくて100%まで仕上げられないだろうなと思った対策も、思いついたものはやってみた。
100日目
練習のときの試験と同様に、最低ラインを取れたらこうする、理想ラインはこうする、奇跡が起きたらこうする、というご褒美を冗談交じりに設定した。
数十日前に一度試験を受けているので、余計なことを考えずに受けられた。
最後に
TEX加藤氏とabceedには心から大感謝。
基本的には放置してくれ、愚痴や自慢は聞いてくれた友人と家族にも感謝したい。
TOEIC650までは英語力、あとはTOEIC力かな、と今では思っている。
TOEICの価値は下がっているらしいし、英語ができる人であればできる人ほど「TOEICなんかやってもね~」と言うのはわかってはいる。
でも、ひとつの壁になってくれたのは事実だし、英語という言語に前より真摯になれたと思う(今まで伝わればいいじゃんと思っていた)。
スコア達成のために何が一番大切かと聞かれたら、取りたいスコアを言いふらすこと、どこかに書いておくことだと私は感じた。
楽しい思いができました。TOEICありがとうございました。
もう受けません。
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