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公認心理師試験ふりかえり④〜独学ってなんかかっこいいと思っていた時期が私にもありました

“ まずは私の第4回受験時のスペックおいときます
 ・休職中の中学校教員10年目
 ・リワークに週5日9:00〜16:30通所
 ・教員養成系大学出身
 ・特別支援学級や教育相談系の分掌経験なし
 ・心理学の勉強はド素人”


1.すでに迷っている方が見るべき動画

 さて、本記事をお読みいただく前に大切なことをひとつ。もしGルート受験を考えている方で独学か予備校等の講習を受講するか迷われている方は、プロロゴスの山崎先生の動画がわかりやすく客観的だと思ったのでご紹介させてください。

というのも、私は一度の受験経験しかなく視点が非常に偏っている可能性が高いです。餅は餅屋ということで、受験のことならまず公認心理師試験のプロの視点が必要だと思うからです。その上で私の経験を以下に書かせていただきますね。


2.独学で受けてみた感想

 まず、私が予備校等の講座を受講せず独学を選んだのは、なんか独学で受かりましたってかっこよくない?と思ったからです。勉強できそう感というか、地頭良さそうみたいな。

というのは半分冗談で(笑)
もう半分の要因としては、

①金銭面

一番のネックがこれでした。受けると決めた時点で受験に関わる出費がどれくらいか読めず、休職中の身としてできるだけ出費を抑えたかったのです(お金関係はまた別記事にしますね)。

②タイミング
本気を出そうと思った時期が遅かったので講座を受けるにも中途半端でした。苦手分野も特定できていなかったのでどれを受けるべきか決められませんでした。また、ダメだったら第5回に再挑戦できると思っていたことも大きいです。

③受験勉強の位置づけ
復職後に再休職を防ぐため、何事も燃え尽きるまでやりすぎてしまう性格をある程度自分でコントロールする必要性が出てきました。リワークスタッフさんと相談して勉強のスケジュール管理を復職のリハビリとして位置づけていました。

私個人の考えとして、一番避けたい状況は

受験一、二ヶ月前とかになって焦って講座受講を考え始めることです。

正直、私はこれかなり迷いました…。
なぜかって、模試の結果(ズタボロ)に同封された

【まだ間に合う!○ヶ月前直前対策集中講座(仮)】

200,000円

のチラシに心動かされまくったからです…笑
丁度、独学の限界みたいなものが見えてきた時期でもあり、専門家に説明してもらえるありがたさを実感していたところでした(詳しくは後述)。

なんとか思いとどまったのは…いやもちろん受けていたら受けていたで良かったとは思いますよ…。

思いとどまったのは、ここまで自分なりに試験を分析し計画を立ててやってきたことを信じきりたかったからです。不安とか焦りの感情に決断を流されたくなったのです。(建前)

あとお金(本音)

なので、独学にするにしても予備校にするにしても、ある程度ブレない軸が必要だと思います。試験の直前にいくら新しい参考書をやり始めても効率が悪いのと同じで、お金だけかけてあまり身にならなかったら勿体無いですよね。


3.検討ポイント①時は金なり

 前項で私が独学を選んだ理由を三つ挙げました。

①金銭面
②タイミング
③受験勉強の位置づけ

逆に、もし①②がクリアできていた場合、または休職中ではなく時間的余裕がなかった場合、私は予備校を選んでいたと思います。(回し者ではないです…受講していないし…笑)

独学のネックは、効率の悪さだと思います。

試験の内容、最新情報、参考書選び、勉強計画の立て方、勉強のやり方、いつまでにどんなことを分かっていれば良いのか、何を後回しにしても良いのか、そして「今」何をすべきタイミングなのか…。

当たり前かもしれませんが、全て自分が動かなければ手に入れられないです。調べてすぐに答えがわかれば良いのですが、なかなか情報を得られなかったり、答えが複数あるものもあったりします。

時間が無限にあったら、こうやってたくさん調べて検討して…というプロセスも楽しめるのですがね。

一方でモヤモヤした時に頼る場所があるのは大きなアドバンテージであり、調べる時間や悩む時間を大幅に削減できると考えられます。(あくまで予想ですが)

もちろん、独学のメリットも多々あります。
一番は、主体的に勉強を進められたことです。ラスト三ヶ月間は一日最低3時間を目標にしクリアできたのも勉強の内的動機づけみたいなものがその時点で確立していたからだと思います。

また、教材選びにも自分なりの基準を設けられましたし、情報ゼロの状態から試行錯誤して得られた経験は試験本番の自信にも繋がりました。

そして、何が起こっても他人のせいにはできないので、私にしてはあまり人に流されなかったのも大きかったです。


4.検討ポイント②独学の限界?

 独学で勉強するにあたり、初めは特に不安はありませんでした。指先をちょっと動かせば勉強で使えそうなコンテンツは山ほど出てきたからです。分からなかったら調べればいい。単純な話ですよね。

そう。分からなければ調べればいいのです。

分からなければ…

ただ、分からないことが何かすらわからない。検索にもある程度の知識が必要なのだなと気付きました。根本的なことから分からないので、適切な情報なのかすら私はわかりませんでした。先程も述べたように、とにかく「効率が悪い」のです。あるときは謎の論文がヒットし、ある時はソース不明の性格診断サイトに飛び…。

時間が無限にあったら、こういうプロセスも楽しめるのですがね…(2回目)

あと地味にしんどかったのは、専門用語の漢字・人名の英語の読み方が分からない!
やっぱり読めないものって覚えられなんのだな…という気づきを得られました。適当に読んで間違っていた(今も絶対ある)ものも多々。

IPSA(イプサ)のYouTubeチャンネルで参考書の「読み上げ」動画がアップされていましたが、さすがニーズを分かっていらっしゃるなと謎目線で思いました笑


さて、私はこんな獣道を行くような勉強方法だったので、知識が積み上がっていく実感が湧かなかったのです。

「なんとかハイマーという人はどうやらすごい心理学者らしく、ゲシュタルト心理学というものを作ったらしい。ゲシュタルト心理学っていうのは…なんか精神の全体?を大切にしている…らしい。知らんけど。」

みたいな、あやふやで断片的な知識ばかりで全然つながらない笑
学校みたいに体系的に学べる場ってめちゃくちゃありがたいじゃん…
というか教科書もすごい…あんなに薄いのに内容網羅しているし。
と再確認できました。

というかそんな分かりやすい学びを提供してくれる教員ってまじすごい
絶対もっとリスペクトされていい(笑)

あまりにも詰みを感じた私は、大人のテスト勉強会と称してTwitterで仲良くさせていただいている専門家の方々をお呼びして基礎を教えてもらうという無茶振り企画をしたほどです。その節は講師の先生方参加者の方々ありがとうございました。

5.おわりに

 あえて二項対立的に書きましたが、いいとこ取りできたら最高だと思います。苦手分野が把握できていれば効率よく勉強も進められるかと思います☺️


 さて、長々と読んでくださりありがとうございました。ちょっと煽り記事みたいになって申し訳ないのですが、私の体験を赤裸々に書かせていただきました。何かの参考になれば、「読んだよ!」の印としてスキをいただけると次も頑張れます✨

Gルート受験生の方々が皆さん試験突破できますように。

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