見出し画像

水は命の主成分

人間の体は、赤ちゃんで約80%、幼児で約70%、成人男性で約60%、成人女性で約55%(男女の水分量の差は筋肉量の差です)
高齢者で約50%を水分が占めています。
排尿や排便、呼吸や汗から、体温調整することによって常にこの水分は失われています。私たちは健康でいるため、失われた水分を補給する必要があります。
体内の水分が不足するとどのようなことが起こってくるのでしょうか?

1.水不足で身体に起きること

1.便秘
2.血流が悪くなる
3.体を水を溜め込もうとしてむくみが生じる
4.体温調節ができなくなる
5.熱中症の原因の1つ
6.脳酵素、心筋梗塞、腎臓病、大腸癌のリスク🏥
7.うつ状態、うつ病に関係してくる
8.自然治癒力の低下

2.僅かな水分減少率で様々な問題があらわれます

1%    大量の汗、喉の渇き
2% 運動機能が低下する
3% 強いのどの渇き、ぼんやりする、食欲不振などの症状
4%   皮膚の紅潮、体温上昇、イライラ、疲労困ぱい、尿量の減少と濃縮(高齢者は特に意識して水分補給する必要があります)
5%     頭痛、熱にうだる感じになる
8%     呼吸困難
10% 循環不全、筋けいれん、失神
20%   生命の危機

水分不足は体だけでなく気分や感情、心の健康にも関わってきます。
脳内の神経伝達物質であるセロトニン、トリプトファン、必須アミノ酸の生成と新陳代謝に影響するため、うつ状態や、うつ病気を引き起こすと言われています。

3.水の飲み方とタイミング

1.朝起きたらコップ1杯の水を飲む
寝ている間に水分は失われています。
胃のぜんどう運動を促し、腸を目覚めさせましょう。
副交感神経も刺激され身体が目覚め始めます。
2.こまめに少しずつ、夏は常温、冬は白湯がおすすめです。
*冷たい水は血管を収縮させ、身体に負担がかかります。
1回200mlまでが目安です 
*1度ににたくさん飲んでも吸収されません
3.運動中、運動前後、入浴の前後
4.利尿作用のあるお茶やコーヒーなどを飲む場合は水も一緒に飲む
4.喉が乾く前に飲む
5.寝る前もコップ1杯の水を飲む

4.水の役割

1.毒素を出す
2.新陳代謝を促す
3.酸素を運ぶ
4.神経伝達物質とホルモンの生成
5.脳と身体を動かす
6.脳と脊髄の衝撃を和らげる
7.食べ物が腸を通りやすくする
8.関節を動かす助けをする
9.肌を潤す

5.必要な水分量

私たちはごく普通の生活をしていても役500mlの汗が1日に排出され、呼吸による水分も約500ml排出されています。尿や便は合わせると1500ml排出されています。
合計すると2500mlです。
健康的で一般的な食生活を実践している場合、およそ1000mlの水分が食事から摂取できているといわれています。
また、食べたものが体内に栄養として取り込まれ、エネルギーとして燃焼する際には代謝水といって300mlほどの水が生成されます。
1日の水分摂取量は、1200mlを目安にして、体の大きさや体質、年齢、活動量などに基づき、その日の体調や生活バランス、身体と相談して摂取するのがいいのではないでしょうか。
こちらも参考にして体重を×してみて下さい
30歳未満・・・40ml
30~55歳・・・35ml
56歳以上・・・30ml
体内水分のバランスは、水分の摂取量と排出量が同じであることで保たれています。

6.水の飲み過ぎについて

水の摂りすぎは体内の水分管理に働いている腎臓に負担をかけ、処理できない量になると水中毒を引き起こします。
軽症の場合、頭痛、めまい、頻尿、疲労感、下痢などです。
重症になると嘔吐、呼吸困難、けいれん、錯乱、意識障害など命に関わってくることもあるので注意が必要です。

7.水で生かされている私たち

私たちの体の水は常に循環しています。私たちは常に多くの水を必要とします。
私たちが生きていくために必要な栄養成分や酸素は水に溶けないと体内に取り込まれません。
水がなければ1週間も生きてはいけません。
体内から水がなくなれば私たちは死んでしまいます。
私たちは水によって生かされています。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?