2022年よく聴いたアルバム⑦ Weyes Blood
Weyes Blood「And In The Darkness, Hearts Aglow」
前作よりニューウェーブ感を増した作品。
時にカーペンターズのように朗らかなメロディも見られますが、どこか仄暗く、寧ろ全編を通して一種の毒々しさが潜みます。
音楽的なルーツ、アーティスト当人が表現したいサウンドが明確であるため、スタイルは変われど音楽的なブレはありません。
冒頭で触れたように80年代ライクなシンセ音を取り入れていますが、存外に馴染んでいるのです。
ポピュラリティもありますが、どちらかというと好みの分かれるインディーフォーク作品。
ついつい引き込まれてしまうのは、私が少しダークな音楽を好んでいるからでしょう。
白眉は冒頭のIt’s Not Just Me, It’s Everybody。
淡々としたボーカルにコーラスワークが絡み、高揚感の増すサビ部が印象的です。
2022年のベストトラックのひとつ。
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