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あんずのお話

どこに何を書いたのか最近ちょっと忘れてしまう私。
あんず 小学校の頃 6月頃、学校の近くに住む叔母様(通称ハトのおばさん)から電話がくると杏を頂きに行きました。
本当は学校の帰りはダメかもだけど ちょうど通り道にあるお宅。
縁側の庭先に1本のあんずの木から取れる杏は小さく酸っぱい。
そのままでは食べられないけど母がパイレックスでジャムを煮ると
とてもおいしい思い出の味です。

あんずのお菓子では長野の飯田商店のみすず飴 あんず味は必ず入っていますね。凍らせて食べるあんず棒も欠かせない。
この2つのお菓子が杏を好きにしてくれたきっかけかもしれません。

そしてお菓子を作り始めるとアプリコットジャムをよく使うようになります。パイの仕上がりに塗ったり ジャムロールだったり用途は色々。
でもあんずのタルトはアフリカ産や干し杏を煮たものを使っていたりで甘い味のものがほとんどなので生のあんずの味とはちょっと遠い。
生のあんずは酸っぱいから使えないのかなと思っていました。

そんな時に長野からあんずを頂く機会があり食べて見てビックリ。
実も大きいしおいしいことを知ってから取り寄せるようになりました。

焼くとまた酸味がツン! と際立ちます。
沢山載せるとセルクルがジュクジュクと酸味のある汁がこぼれます。

そんな杏ですが2021年は春先の寒波で全国的に収穫が激減。
あきらめつついつもの農園にお願いしておりましたら
今月温かくなって採れたよ!と送って下さいました。

私がお願いしているところは幸福丸と昭和 信州大実を作っていて
届いたのは前の2種。
生をそのまま焼きこんで上には自家製ジャムに寒天を使ったものをたっぷりと塗ってお届けになります。
きっと甘い!って思って食べるとビックリする酸味が際立つ1ピン。
もう少し甘くしたらって言わないでね。


期間は短く酸味が苦手な方はジャムをご利用下さいませ。




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