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なりたいものがないから「プロ野球選手になりたい」と答える小学生。


大人たちはすぐに子どもに「将来、何になりたいの?」と聞く。

ぼくは知っていた。大人たちがどんな答えを返してほしいかを。
だから小学生の頃のぼくはとりあえず「プロ野球選手」と答えていた。

当時少年野球をしていたから、そう答えておけば大人たちは喜ぶと知っていた。そして、そう答えた方が楽なのを知っていた。

もし、ここで「まだ決まってない」とか「公務員」とか答えれば、つまんない子だと思われ、「やりたいこととかないの?」と問い詰められていただろう。そんなのはめんどくさい。

特になりたいものがなかったからぼくは「プロ野球選手」と答えていた。


これからの時代の変化を考えると「何になりたい?」という問いがこれまで以上に無意味で大人のエゴのためだけの問いになっていく。

10年後の未来、今ある職業の多くがAIがするようになり、今はまだ存在すらしない仕事を今の子どもたちはやることになる。

youtuberなんてものが生まれたのもここ10年の話。

これからの時代「将来何になりたいか?」という質問はむしろ可能性を狭めてしまう質問となってしまう。

何になりたいかよりも「どうありたいか?」が大切な時代。



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