心のなかでご唱和した日。

昨日はウルトラヒーローズEXPOに行ってきた。

ウルトラマンオーブの頃からウルフェスと共に欠かさず行ってるイベントなんだけど、今年は開催できたことがそもそも奇跡だと思う。

入場前の検温消毒はもちろんのこと、来場者情報の登録を徹底したり、ステージと物販 ショットの入り口を完全に分けて密を作らない工夫をしたりと、スタッフの方々の気遣いを考えると本当に有り難く、来場者の私たちも感染拡大防止にきを引き締めなければと感じた。

今年はウルフェスがオンライン開催だったのもあって、Zさんのステージを見るのがこれが初。ただ大声を出さず身振りでの応援だったので、Zさんの「ご唱和ください！」にしっかりと応えられないというのが本当に残念で仕方なかった。田口監督がいつだったか仰っていた、イベントで皆一体となって声を出せるような決め台詞が、この時ばかりは叶えられないという辛さがあって、ハルキとZさんの変身シーンはどうにも複雑な心境だった。

ただそんな苦しさを打ち消すように、今年は今まで以上にたくさんのヒーローが現れて、圧巻のステージだった。まさかベリアル様が出てきてくれるとは思わなかったし、席が下手の一番前のラインだったのでベリアル様の戦いが本当に目の前で、陛下推しの我が子と一緒に食い入るように見てしまった。

何よりたくさんのウルトラヒーローたちが、こんな辛い日々が続くけれど、未来に希望があることを示してくれて、いつか苦しいことが起こったとき、今日のあのヒーローたちの姿が子供達の心の支えになるんだろうなと思う。

サービス精神旺盛にアドリブの動きをたくさんするセブンガー、声を出せない会場に代わって元気な声で先導してくれる進行のお姉さん、会場の子供達一人ひとりに目を合わせるように何時までも手を振ってくれたヘビクラ隊長、無茶振りの質問に答えるときも可愛くて癒されるヨウコ先輩、Zさんと共に戦う姿が実際に見ると物凄く格好よくて「押忍！」の声と元気を届けてくれたハルキ、みんなみんな有難うと伝えたい。

楽しかった、本当に楽しくてあっという間のステージだった。いつか、今まで通り声を出して応援できる日が来たら、その時は全力でZさんの名前をご唱和させていただきたい。

この後も無事、何事もなく最後までイベントを開催できることを心から祈っております。

下手の袖に物凄く近い席だったので、恐らくジャグラーがヘビクラ隊長に変わる時の音が聞こえた。いい席だった…。