『We Got It』 (安部恭弘 1982年) という曲を聴いてみた

すげえ。当時の少年って大人だな!


We Got It! もう逃がさないぜ 翼を広げて 君を抱き止める
We Got It! 疑いは 罪さ プラチナの涙 散りばめて踊れ 

すごい。今の音楽に失ってしまったものがここにはあるね。
なんたって

優しく甘く 雪崩る髪で 俺を しばりつけてくれ

だぜ。エロいのにエロさを感じない。まさに「大人」のセクシー。

本当にこの国の音楽って41年の間に何があったんでしょう。私は本当にここ15年のヒットチャートに絶望してるんです。特に握手券商法の時代から。さすがにもうデジタル配信の時代になってから握手券アイドルは姿を消そうとしてますがそれでも「大人」の曲には程遠い「キッズ」用の曲を大人が聞いてます。なので「41年前の中高大生がこれを聴いていた」なんて言ったら仰天するでしょう。今の60歳前後の青年はこういう曲を聴いてたのです。

まず、もう詩のレベルからして違う。

音楽論というタグを試しに付けてみた。すると……私はさらに絶望した。なぜなら直近に「ラブライブ」とあったからだ。小中学生が聴いてるならいいがどう見ても筆者は大人である。

この国は完全に音楽でも知性の劣化が進行したのだろう。
それにしてもこんな名曲が1980年代に眠ってたのか。日本が世界に広めるべきはこういうシティーポップだろう。間違いない。

もっと絶望したのは「うまぴょい伝説」があったことだ。

お前はそれでも大人か!
って叫びたくなる。こんな文化を外国の方々に紹介したくない。国辱である。代わりにもっと80年代シティーポップや90年代J-POPを紹介していこうと思う。

そして日本人の何がここまで「音楽」を劣化させたのか社会学的に検証を続けていきたい。

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