「大東亜戦争」の呼称はやはり使うべきではない

という話をしたいと思います。なお「イデオロギー抜き」で語ります。というのも日本軍はオーストラリアのパースや南洋諸国での壮絶な戦いがあったので「大東亜」というと東アジアという意味に限定され東南アジアという意味すら抜けるからです。現実的にはオーストラリア、パプアニュ―ギニア、果てはアッツ島までわが日本は進撃したわけでどっからどう見ても「大東亜」には収まらないからです。

前の大戦はどっからどう見ても「太平洋戦争」である


ちなみに大日本帝国というのは実は実効支配領海を含めると一瞬とはいえ実に地球上の約3分1を占めたわけでとんでもなく広大な範囲を占拠及び戦闘範囲にしたわけです。

ちなみに硫黄島・小笠原諸島は地理的にも「オセアニア」でアジアですらないです。いい加減に基礎的な地理情報を叩き込むべきと考えます。日本という国はアジアとオセアニアをまたがる……つまり文明圏をまたがる海洋国家なのだということをいい加減に認識してほしいです。それが中華文明圏と日本文明圏の違いなのですから。「オセアニア区」は生物地理上の話でしょうという人。違います。小笠原というのは幕末まで白人漂流者が住んでた地域で明らかに日本文明圏では無かったのです。ペリーの開港にあせった当時の幕府が八丈島の住民を必死で小笠原に移住させ「日本領」と宣言したのです。ゆえに歴史的にも小笠原諸島と南鳥島はアジアではないのです。1882年(明治15年)までに欧米系島民は全員日本に強制帰化されたのです。敗戦後もう一回実は白人が入植します。高等教育はグアムにある大学とされました。しかし1968年に小笠原諸島返還と同時に日本語教育が義務となると英語と日本語があまりに遠い言語だったことから戦後の白人入植者はグアムやハワイなどに引き返すことになったのです。1968年ですよ?とっくにもう東海道新幹線開通後で万博開催2年前です。日本人はたった約55年前の事すらころっと忘れるどうしようもない国民なのです。

もう一回言います。南鳥島・小笠原諸島は地理的にも「オセアニア」でアジアですらないです。

南鳥島に至っては歴史的諸事情により一般人の立ち入りが禁止された「オセアニア」の日本領なのです。

日本は世界5位の領海を持つ大海洋国家です。

もっと日本人は海洋国家としての自覚を持ってください。南硫黄島の南東約540kmにファラリョン・デ・ハパロス島がありここがアメリカ合衆国と日本が事実上接するとこです。名前の通り元スペイン領です。今は火山の噴火等で無人です。540kmというのは東京~新大阪ぐらいです。そのくらいの距離で日本の隣にアメリカが居るんだという自覚はもってほしいです。

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