名CM考Ⅱ 第五一回 1993年 松下電器 「DT75」

これは独立記事を削除し『名CM考Ⅱ』に組み込んだCM紹介の記事です。

1993年発売のいわゆる「バブルラジカセ」のCMです。
※定義上1991年2月にバブル崩壊が確定しましたが1993年発売のこのラジカセは事実上の「ラストバブルラジカセ商品」なんだそうです。

ここで気が付くところがあります。
・J-POPの当時の流行曲を押し出す(福山とのタイアップ)
・手を近づけるだけで操作パネルが登場という画期的な商品(コブラトップ)
・今から見ても高音質(ミニコンポと音質競争してたのがバブルラジカセというジャンルだし)
ラジカセに53,000円も出せるくらい当時の日本は富裕国だった。
・当時の団塊世代(当時40代)が子供である団塊ジュニア(当時高校生~大学生)にプレゼントする商品だった。あるいはバイトして買う商品だった。

---------------------------------

もう1993年ってバブルが崩壊してそろそろ影が差し込む頃だけど……それでも今と比べたら考えられないほど豊かですばらしい商品をだしてたんだなと。

TV-CMは本当に社会・経済の「映像記録」です。これもう30年前のCMなんですよ。我々は30年間のうちに一体何を失ってしまったのかが一発で分かってしまうCMですね。最近のCMってJ-POPのタイアップ曲がほとんど流れないもの。一体今の10代、何を、どこで流行曲を聞いてるのやら????

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?