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【英語X年目】単語を覚えるコツを紹介します。

以前の記事にも書きましたが、私はいい大人になってもいまだにセサミストリートで英語を勉強しています
大学受験の後もなんだかんだずっと英語を続けているので、私の英語力はとっくに大学受験のレべルは越えているはずですが、
それでもあの「英語圏の子供向け」に作られているセサミストリートの学習効果はなかなか侮れないものがあるのです。

今日は最近はまっているセサミストリートのシリーズを紹介しつつ、私の実践している単語を覚えるコツをご紹介しようと思います。


1、セサミストリートに出て来る語彙がスゴイ


以前の記事では「モンスターのような『変声』に耳をならして、リスニングのレベル向上を図る」という目的でセサミストリートを見始めたのですが、
そのとき発見したのが、

「セサミストリートには、まだまだ自分の知らない語彙がたくさん出てくるぞ・・・!」

ということでした。
さすがセサミストリートは教育番組として作られているだけあって、基本的には簡単な表現が多いのですが、ふとした瞬間にぽろっと難しい単語を落としていくのです。
きっと子どもが「今のどういう意味?」と親に聞くのを想定して作られているのでしょう。


語学というのは勉強を進めれば進めるほど、最終的に足りないのは「とにかく語彙!」となるものなので、地道に埋めていくしかないのですが、
セサミストリートは普通におもしろくて笑えて、しかも癒されるので、
そのついでに語彙を増やせるなら、こんなにちょうどいい教材はなかなかありません!
(しかもタダ!YouTubeのセサミストリート公式チャネルは本当にありがたい!)。

なので以前の記事を書いて以降も、少しずつセサミストリートを見続けてきました。
もはや勉強というより、毎晩寝る前に少しだけセサミストリートを見るのが、実は密かな楽しみとなっているのです。


で、最近みているのは「Waiter Grover」シリーズ。
こんな感じです。英語字幕をつけてご覧になるといいかと思います。

グローバーは有名なすっとこどっこいな感じのキャラクターですが、
Mr.Johnsonという気難しくて少し偉そうな人物が、レストランなど行く先々でウェイターとして働いているグローバーにでくわし、しかもまともに食事を出してくれることなど一度もなく、「またお前か!!」というこの二人の掛け合いが実に面白いのです。

上の三分程度の動画一つとっても、こんな単語が出て来ます↓

singe
 〔表面・先端をわずかに〕焼く、焦がす
ding-a-ling ((米略式))ばか,まぬけ
broil (オーブンなどの)上火で焼く

どうです?なかなか侮れないですよね。


2、単語を定着させるコツ

でこうやって日々セサミストリートを見たりしているのですが、その際の指針にしているのが、「一日最低一つ、知らない単語・表現に出会う」ということです。
実はこの「出会う」というのがミソで、というのも一般的にやりがちなのが「一日〇個、単語を『覚える』」という目標を立ててしまうことなのですが、これはなかなかうまくいきません。

私は中学のときに百人一首をどうしても覚えられなくて、親に「一日10首ずつ覚えれば、10首×10日で100首覚えられるよ」というアドバイスをもらい、
『本当にそんな風に予定通りに覚えられるものだろうか?』と思いつつもやってみようとしましたが、挫折しました。
で、そのとき学んだのは『人間の記憶というのは根性で「覚えよう」と意気込んでも、必ずしも覚えられるようにはできていない』ということでした。


じゃあどうすれば単語を覚えられるか?
私の経験からいうと「何度も出会う」、これが一番利きます。

「何度も出会う」ーー普通の「反復」と似ていますが、少し異なるんです。
たとえば「procrastinating」という単語を、英単語帳で初めて見たとします。
その英単語帳で「procrastinating」の単語が出て来るページを何度も何度も繰り返し見るのが反復ですが、それだけではなぜか覚えられない単語ってありますよね。


ここでいう「何度も出会う」というのは、

1度目→単語帳で初めて「procrastinating」という単語と出会う
→ただし1度では覚えられないので普通に忘れる

2度目→英語の曲の歌詞で「procrastinating」という単語と出会い、意味を調べる(たいていの場合1度目に出会ったことを忘れている)
→しかし2度目でも覚えられない

3度目→映画のセリフの中で「procrastinating」という単語と出会い、「あれ、この単語前調べたんじゃね」という感覚を感じながら意味を調べる
→しかし3度目でも覚えられない

4度目→小説の中で「procrastinating」という単語と出会い「これ、絶対前に調べた覚えがある」という確信と悔しさを持ちながら調べる
これくらいになると定着する


こういうことです。
違う場面、異なる媒体、など、手を変え品を変え何度も出会いと別れを繰り返す、これが単語を覚える一番の近道だと思います。

だからこそ、
とりあえず最初の一回目の出会いをさっさと済ませておく
・あるいは本当は以前に出会ったことがある単語でも「この単語は初めての気がする」と感じるものと何度目かの出会いをしておく

というふうにして、次に出会ったときに覚える準備を自分の中に少しずつしていくんですよね。
そのため「一日最低一つ、知らない単語・表現に『出会う』」『覚える』ではなく)という目標をたてるわけです。


そこに来るとセサミストリートはもってこいの教材です。
「いやいや!いつ出会うかわからないものを延々と、毎日続けるのは大変なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、
先ほど上の動画でご紹介した通り、全然そんなことはありません!
セサミストリートの1つの短いコーナーを切り取った動画だと、だいたい5分弱くらいの長さのことが多いのですが、
そんな動画を一、二本見れば、たいてい知らない単語をぼろっと言ってくれるのです。
(本当に「ぽろっと」という感じなので、字幕がないとなかなか拾えませんが)



というわけで、ボキャブラリーの収集は気長に楽しみながらやるのが一番だと思うので、皆さんもお好きな方法を色々工夫しながら試してみてくださいね。

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