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OpenCVチュートリアルをやってみた#1

最初のチュートリアルは、OpenCVのインストールについて。プレビルトをダウンロードするルートとソースからビルドするルートがあるようだ。ソースからビルドする方法は、他のオープンソースツールでもよく目にしていたが、実は何でそんなややこしいルートがわざわざ用意されているのかよく知らなかった。恥ずかしながら。よくよく読んでみると、パラメータがデフォルトである事、コンパイラが最新である事が、プレビルトの方に書いてあった。つまり、ソースからビルドするとパラメータが変更できたり、コンパイラを選べたり、ということらしい。いずれにせよ初心者なので、プレビルトのルートに進む。

OpenCVのダウンロード

プレビルトにも種類があり、OpenCVコアチームが作成したものと、サードパーティが維持しているものとがある。サードパーティ製のダウンロードリンクも示されているが、ここではコアチーム製のものをダウンロードする。LinuxやWindowsだけでなく、AndroidやiOS版もあるとのこと。学ぶことが目的なので、機能にフォーカスするためにWindows版を選択。Windows版は「vc」で表されるらしい。「Visual C」の略かな?200MB以上ある・・・と思ったら一瞬でダウンロードされた。浦島太郎の気分だ。解凍の方がよっぽど時間が掛かった。

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解凍が終わると、上の図のような、フォルダができていた。ライブラリ、なので、特に何か動作したりはしない。「FFMPEG」のライセンス文が入っているのが気になったけど、脱線するのでこれはまた今度。

OpenCV構成オプションのリファレンス

先ほどのフォルダを、パスを通しやすそうなところに置いて、チュートリアルの次の項目を読む。最初に、「OpenCVインストール概要のチュートリアルを読み終えたか、またはCMakeの経験があることを想定しています」といった旨の注意書きがあった。前者はこの記事の中でも読んだし、大丈夫でしょう…と思ったら。違った。少し読み進めると、cmakeを使ったオプション設定の話が並んでいるので、「初心者なので…」と言いながら飛ばした部分の話らしい。「cmakeとは」については、少なくとも今は割愛する。何処かで戻ってきて書く、かも。

さて本題。とりあえず読み進める。プレビルドの場合、CMakeLists.txtはsources下にあった。開いてみる。読んでもまだよくわからないので、とりあえず存在だけ認識しておく。cmakeツールを使用すれば、すべての利用可能なオプションを表示することもできるようだ。

このチュートリアル記事に書いてあるのは、タイトルの通り構成オプションを列挙して説明したリファレンスガイドのような内容だった。初心者がチュートリアルを上から眺めていくにはちょっと辛い。現段階では、ビルドオプション、画像の読み書きのオプション(PNGやJPEGなどのサポート)、動画の読み書きのオプションでFFmpegがあり、昔(実習で)使ったOpenGLのサポート(デフォルトでオフだった!)などがあることは把握した。チュートリアルを先に進める。

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