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#30 freedom of conscience(信教・良心の自由)に関する英文記事意訳(1130字程; 2020/11/16, VOA Editorial)

ヘッダー画像: U.S. Secretary of State Mike Pompeo in Jakarta. (Oct. 29, 2020)

(↑英文元記事337words)

1.合衆国は人間の普遍的ないくつかの権利を保障することにその礎を置く最初の国家です。「これら権利のうちでもっとも基本的なものは、宗教の自由を含むところの良心の自由です。」とMIke Pompeo(マイク・ポンペオ/ポンぺィオ*)国務長官は、インドネシアでの演説で述べました。

天賦の人権に対するアメリカの敬意の念は、私たちの国の精神を形作る特質です。」と Pompeo長官は宣言しました。

「そのことが、アメリカが、西側民主主義国家の中で、インドネシアの植民地支配からの独立を支持することにおいて、もっとも断固たる態度をとり、この20年間インドネシアの民主主義国家への移行を固い信念でサポートしてきた理由です。そのことにおいて、アメリカの国民が自由を享受し、寛容の伝統を維持しているという事実が、とても特別な意味を持っています。」

2.インドネシアに活気にあふれた民主主義の中には、が根付くことが、すべての信仰を持つ人々が調和の中で共存していく姿を見たいという願いが込められています**。このことは憲法にも反映されており、すべての人が自分の選んだ宗教を自由に実践することができることが明記されています。「そこには字義通り、イスラム教がキリスト教や仏教と平和的に共存できないという理由はまったくありません。」と Pompeo長官は述べました。

 「インドネシアの寛容や多元主義の伝統的な精神は、今こそこれまで以上に育まれなければなりません***。」と Pompeo長官は述べました。

 「生活を破壊する、神への不敬な言いがかりは、より日常的になってきました。非公認の宗教への差別が、その信奉者を虐待とはく奪の対象とされるような二等市民扱いを招いています。」

3.Pompeo長官は続けて、「より多くの宗教指導者たちが、どのような場所で国民の宗教的権利が侵害されようとも、すべての信仰を持つ人々を代表して発言するよう」促した。「私たちは、より多くの宗教指導者に道徳的な問題への目撃者・立会人となってもらう必要があります。」とも促した。

 そのような場所の一つは、ビルマであり、軍がロヒンギャや他の少数民族を激しく弾圧してきている。インドネシアはアセアン(東南アジア諸国連合)に、人道的な理想を貫くように説得してきたが、司法的な進展は依然として行き詰っている、と Pompeo長官は述べました。

 しかし、宗教の自由の未来に対するもっとも深刻な脅威は、中国共産党のあらゆる信仰を奉ずる人々への敵対行為であり、仏教徒、キリスト教徒、法輪功信者などに対するものです、と Pompeo長官は警告しました。

 天賦の奪われることのない人権は、すべての人々が生まれながらに有する権利です、と Pompeo長官は述べました。だからこそ****、「自由な国の自由な国民がそれらの権利を守らねばならないのです。」

以上[1130字程; 2020/11/22 4:53 a.m.]

* Mike Pompeo国務長官の苗字のカタカナ表記は、「ポンペオ」で定まっているようですが、私には、カタカナ表記としては「ポンペィオ」に近く聞こえましたので、併記しました。

*********の箇所は、評判のいい DeepLという翻訳サイト無料版の自動翻訳に負うところが大きいです。無料版のゆえにか、全ての自動翻訳には無理があるようですが、ところどころこなれた訳をしてくれました。

 特に **では、文の構造が理解できなかったのが、DeepLの訳を見てやっと理解することができました。

Embedded in Indonesia’s vibrant democracy is a desire to see people of all faiths live together in harmony.

 この文は、Embedded in Indonesia's vibrant democracyが、通常の語順だとbe動詞 isの後ろに来るところ(embeddedは、受動態としての過去分詞、または、補語としての形容詞だと思いますが、どちらかは私の勉強不足でわかりません。)を、倒置形になっていると思われます。


P.s. 意訳しすぎて、盛り過ぎの訳になっているところもあるかもしれません。内容に興味を持たれた方は、原文をご確認下さい。

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