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2022年2月18日(金)

 大学時代に学んだ、タイプ(type)とトークン(token)の概念。これまでまったく理解できていなかったらしい。「へー、なんか重要そう」としか思っていなかった。なにがそんなに重要なのか、一切分かっていなかった。

 しかし、英語における名詞の単複や、冠詞の有無など、タイプとトークンの区別を導入することで整理できる事柄がたくさんあるのではないか。より敷衍して言えば、複雑極まりない現実を秩序立てて整理する手段としても、タイプとトークンは便利なのかもしれない。

 とはいえ、タイプとトークンとはいわゆる「抽象」と「具体」の区別とも共通するものであり、べつに特別なものとも言えない。しかし、世界を整理して理解するための手札が増えるという興奮は、何事にも替えがたい。シネクドキ(提喩)というレトリック的認識法について初めて知ったときに覚えた興奮を、味わっている。

 まだヒントを得たのみで、答えというか、まとまった説明は思い浮かんでいない。今後に期待することとする・・・。

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