パソコンの職業訓練について

 公共職業訓練のコンピュータサービス技能評価試験(CS試験)の部門は、「ワープロ部門(ワード)」「表計算部門(エクセル)」、「情報セキュリティ部門」の3部門がありますが、ワープロ部門と表計算部門が訓練の中心と思います。試験は、「実務で活用できる能力」であることで、実作業で活用できる内容を学びます。

 まずは電源を入れる所から始まりますが、ポイントとなるのはパソコンのキーボードからの入力スピードとその正確性です。基本となる「タッチタイピング」の訓練、習得があります。原稿を見ながら手元のキーボードを見ながらの入力ではスピードで太刀打ちできませんね。入力を見ていて周りからも大丈夫かなと心配されてしまいます。ワープロ部門でその差が大きく出てくると感じます。正確でスピーディなタッチタイピングの習得がカギです。

 また表計算部門で学ぶ内容では、関数があります。関数は仕事を効率的に素早くできる技術です。知らなければ数倍の時間がかかる作業を、簡単にスピーディに処理することができます。ある桁の数値を四捨五入(ROUND)するのか切り捨て(ROUNDDOWN)するのか、切り上げる(ROUNDUP)するのか。平均値を算出(AVERAGE)するのか、行数など数値をカウント(COUNT)するのか、データをカウント(COUNTA)するのか、最大値(MAX)や最小値を拾い出す(MIN)のか、ランク付け(RANK)、条件式に合致した値の人を判定する(IF)、例えば合格不合格の判定をするなど利用できる関数を学びます。3級で学ぶのは初歩的な関数です。
2級になると検索・行列関数、データベース関数、論理関数、数学・三角関数、統計関数、文字列操作関数などたくさんの関数をマスターできます。「商品コードを入力すれば商品名や商品単価を読み込んでくれるようにする」など、実務で良く生じるエクセルの業務が安心して素早く実行できるようになります。
 今迄は、周りに教わったり必要に応じて使っていたものを体系的に学ぶことができます。この際、一挙に。即戦力としては、実務レベルの2級取得まで挑戦してほしいと思っています。

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