「ジョブカード職務経歴シート」第3回 学び得られたことについて

 職務経歴シートを応募書類に展開するため、キャリアシートとしての内容整理を引き続き説明します。
 「会社名・所属・職名」と表示された四角いスペースについて その3です。
「所属・職名」を2行目に書き込むように表記されています。
この「所属・職名」は、右の欄の「職務の内容」と「職務の中で学んだこと、得られた知識・技能等」と対応して振り返り記入することになります。つまり仕事内容と、学んだこと・身につけたことが、さほど変わりないなら敢えて「所属・職名」が変わる都度新しい欄に書き込まなくても良いと思います。

 ポイントは学び・身につけたことです。
その際は、仕事内容欄に「業種:○○業」と書いた次の行に、職種と配属先を時系列で書き込んでいった方がわかりやすいと思います。例えば、「法人営業職。世田谷支店、中野支店、江東支店配属。」といった形です。その次の行から、法人営業の仕事の仕方や、内容を記載していくとよいと思います。この方の右端の欄の「職務の中で学んだこと、得られた知識・技能等」は、法人営業で学び身につけたことが評価のポイントとなるわけです。
 「部署が、支店法人営業職から本社審査部に配属が変わった場合は、仕事内容と学び身につけたことが大きく変わると思われますので、新しい欄を使って「配属」を、本社審査部として表現していけばよいと思います。

 職務経歴シートの欄の使い分けは、あくまでも学び・身につけたことを表現することから使い分けて整理していくと良いと思います。これが提出用の職務経歴書の構成を考察するポイントとなるわけです。なお記入欄は1ページ6つしかありませんので、あらかじめコピー複数枚を取っておいて、心ゆくまで今までの仕事の振り返りを行ってくださいませ。キャリアシートは、人のために作るのではなく自分のために作るのです。

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