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大杉谷

6年ぶりの大杉谷登山です。
すごく楽しみにしていた。(6年前のこと)

歩いている間、ずっとしあわせな気持ちでいられる。
きつくてしんどいときも、ここに居られることがただしあわせ。

わたしにとってここは特別な場所。

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切り立った岩場沿いを鎖を持ちながら歩いて、左手には美しい川の色を眺める。

6年前に一緒に歩いた、今は亡き友を想いながら歩きます。

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前回一緒に歩いた7歳だった少年の、無邪気さや危うさ、元気で強かった様子を思い出す。
彼の姿は見えないけれど、そばにいることをみんなそれぞれが感じながら歩いていた。

彼に連れて来てもらえたんだと、しみじみとそう思う。


前回は山小屋まで歩き、一泊して大台ヶ原へと抜けるコースでしたが、今回は無理なく、山小屋までは行かずにその手前のシシ淵まで。
そこから折り返して約7時間、歩きつつの滞在。

山小屋で働いていたキムキムとの再会も嬉しかった。
先頭を歩いてペース配分をしてくれ、体調を気遣ってくれ、危ない箇所は声をかけてくれる。
山の植物のことも教わり、豊富な経験談も聞けて貴重な機会。

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友人夫婦、さちさんと昇平くん。
うまく言葉が見つからないけど、2人と一緒に大杉谷に行けたことに感謝です。

折り返し地点のシシ淵でいれてくれた珈琲、美味しかったな。

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いろいろな想いを抱えながら、支え合い、前に進んでいる2人。
夫婦はもう一泊を三重でしてから帰阪し、帰りにわたしの荷物を自宅まで届けてくれたのですが、そのときの2人の穏やかで明るい笑顔がとても素敵だったこと、今も思い出すとなぜか涙が出るくらい嬉しい。
2人のおかげでしあわせな気持ちになれる。

いい旅ができた。

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大杉谷は、6年前にわたしの転機となったところ。

あとで振り返ると、霊力を高められた場所だったし、精神力も確認できた。
見えない存在が護ってくれていることもはっきりと自覚できた。
そして、山と自然の魅力と畏れを教えてくれたところ。

再び訪れることができたのは、一緒に歩いた3人のおかげ。

下山して温泉に浸かり、帰る準備をしていたときに登山靴の底が剝れていることに気が付いた。
5年以上お世話になった登山靴にも感謝。

次へ、です。
きっとそのほかのいろいろなことも。


大杉谷、ありがとう。
また行きます。

多謝。

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