伊吹山
何年も前から登ってみたいと思っていた伊吹山。
友人が誘ってくれ、連れて行ってくれました。
久しぶりに山登りをしたので、片道3時間、わりと最後の方は険しめで、足元が狭くて岩や泥だらけ。
高いところが苦手なのでかなり怖かったです。
足腰が弱ってるなぁと痛感してへろへろだったけど、やはり景色は最高で、登った人だけが味わえる気持ちよさと爽快さを感じられる。
それが味わいたくてまた登りたくなる、そのことを繰り返しているのかもしれません。
そして自分が何者でもないちっぽけな存在だと、また思いを馳せる。
自然の大きさや豊かさは畏れ多く、美しいものであることに感動します。
すすき野が広がっていたり、吾亦紅やトリカブト、まゆみや山帰来は実をつけていたり、タイムが育っていたりして、もっとたくさんの植物たちをたのしめる山です。
雲の中を歩く。
琵琶湖の大きさに改めて驚いた。
友人と旦那さま、互いを思い合いやさしい関わり。
一緒に登らせてもらってありがたかったなぁ。
友人は、自分もすごくしんどいときにも「あともうちょっとやって〜」と何回も声をかかてくれたり、旦那さまは淡々としてるけどあったかい人です。
背中って物語るようになっていくね、歳と共に。
いいお二人。
岐阜や名古屋の方も見渡せました。
山頂は風が強くてとても寒く、雨が降り出す時間帯もあり、山の天気だなぁと思いながら、友人とゆっくりいろんな話をした。
強い人が本当にやさしい人。
そのことを体現している友人の抱えているものは誰でもが持ち堪えられないような類のことだけど、それを乗り越えることのできる人なんだと、静かに見守りつつ、誇りにも思っています。
一緒にこの景色を見たこと、きっと忘れない。
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