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今回の波のきっかけ

今回の波のきっかけになったのはこの布だった。
最初の3作(のうちの後の2作についてはまたアップすると思います。)を作った後、たまたま寄った京都ヨドバシ地下のユザワヤでまたいいなと思って手に取ったのが、また伊藤尚美さんの布で。嬉しくなって買いつつ寝かせていたこのよろけ縞のダブルガーゼ。

私が洋裁学校に行こうと思ったきっかけは、これで作りたいものは普通の上がシャツみたいで下が何枚かはぎのスカートになっていて、それを作ろうと思うと、これまでの、「半分に折って、真ん中だけ切って、被って適当に切って縫う」とか、「自分の持ってる服の中で体に合っていて、作るのが簡単そうな服をひっくり返して生地の上の出したらよさそうな場所の上に置いて型紙にして後から消えるペンで輪郭を取って切って縫う」とか、「そのようにしながらも、実際に着てみた時にちょっと絞ったほうがいいかな?と思うところは上から絞って飾りをつけたり長さの強弱をつけたりする」的な行き当たりばったりなやり方では通用しないと思ったからだと思っていたのだけど、

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いざ、そのつもりで、事前に見学もしてやることはわかったはずのご縁で出会った素敵な(!本当。)洋裁学校に通い出し、今の(だけではないかも知れない・・昔から??)自分には0.5mmではなく0.3mmのシャープペンシルを使ったり(悲しいかな見えない!何人かの方に、眼鏡をちゃんと調整すれば見えるようになると思いますよ、と、アドバイスいただいても、そもそもその拘りは私の範疇を超えているから、「見えたくない。見えなくてもいい。」が多分私の気持ち。)、修正する時にルレットや目打ちで点線を写したものを線に起こす(そこにチャコペーパー的なものが介在してなくて窪みだけ…というのがそもそも見えない。)、曲線や直線の「定規」を使って「一本の細い線」で表さなければならない、自動糸通し機能のない職業用ミシンを使うので、「糸を通す」のにものすごく時間がかかってしまう……等々の要因が重なって、それらはまさに基本的に学校では優等生で通して来た自分が『裁縫はできない』と思った要因そのもので、そこは試験を課される訳ではなく、遅れてもマイペースで進めることができ、他人と比べられることのない素晴らしいとことなのだけど、それでもそこでは自分は劣等生・・というか、他の人にたちまち遅れを取っていることは明らかで。
そもそも今、敢えてその世界に飛び込もうと思ったのも、最初に述べた、「この、いつにも増して、いつ何時どうなるかが判らない時代だから」こそで、そこで、基礎を学んだ上で、「バンバン、スイスイ」物作りをしたかった、からなので、
このままでは1年で課題を一つ仕上げられるかどうかになってしまう😨と思い、実際その頃、4月から1年間は毎週火曜日は学校の為に空けていて、主催する展覧会も水曜日からの開催にしていたのだが、搬入が火曜の夕方だけでは厳しかったり、月曜日には他の用が入ることも多々あり、休まざるを得なくなることが出て来た李もしたので、色々な仕事が入っている時も、火曜日は「学校に行ったつもりで作る」日としてできる限り拙いなりに「バンバン」作ることにしたのだった。


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