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勢?パッチワーク??でベッドカバーをアレンジ

引き続き、昨日Facebook投稿から抽出した順番で、ここまでの「布を使った造形物(としか言いようがない😅。)」、アップしていきますね。
あの毛糸に出会う→ミニマフラーを作る→モチーフを作る→ワイヤーバッグを作り、インナーバッグを作る、の次に抽出していたのは、この1月、展覧会を開かせてもらい、すっかり仲良しになり、洋裁学校が始まる前に、手縫のお裁縫の手ほどきをしてくださった「神の手」の持ち主、手芸家・林サヨコさん、の素晴らしい作品に触発され、でも、サヨコさんのように緻密に計算された作品を何年もかけて作るのは、私にはできない、けど、①今の部屋のインテリアには合わなくなって持て余していた量産品の一応キルトのベッドカバーを何とかしたいと思っていた②母の、素材はいいのだけれど、サイズ的に他の家族は誰も着られない、母が着るには一部損傷が激しくなり施設から返されてきた服を何とかしなければ、という懸案がある。③今部屋のアクセントになっている絵と合うベッドカバーが欲しい。と、前から思っていたのを、「キルトのベッドカバーをそのままベースとして利用して、絵と合うものを選んで母の服達で覆い尽くせばたちまちこの3つの懸案の一部(母のそのような服に関しては数が数だけにまだまだ残るけど)は解決するのではないか!」と、思い、モットー通り、「とりあえず、やってみる!」ことにした。
なぜ「勢パッチワーク」もしくは「恐パッチワーク」と言っているかというと、何事も「きっちり」できない(もはや「したくない」とも言える)私にとって、パッチワークは絶対に関われない分野、と、思っていたのが、ある時吉田一郎さんの作品に出会い(大阪・海月文庫さんでの雰囲気がわかる作品展の様子)、その自由さに触れ、とても勇気をもらい、作品展もさせてもらったことがあり、当時吉田さんがご自身のパッチワークのことを"素パッチワーク”と呼んでおられたので、じゃあ自分は?と、なった時、同じ「素」を付けるのは恐れ多く、さしづめ「勢」かなと思った次第です。
さて、では、インスパイアされてから、出来上がるまでの・・もちろんそんなこと今までやったことないことの始まりから終わりまでをレポートさせてください。
ベッドカバー自体は13日に見に行って、14日から取り組んで、17日にできました!
あ、間に並行して取り組んだ、これまた懸案だったクローゼットの「覆い」を作る、のレポートも挟まっているので一緒にアップします。

2019年 3/13林サヨコさんの展覧会に行く。


そして

3/14 22:44
昨日のキルト展に触発されて、ずーーーーっと自分の中で懸案だった母の、理由はともあれ着なくなった、素材としてはいい、けれど多分私達は一生着ることのない服に鋏を入れて、特にこの絵を寝室に飾ってから頭の中で構想していたベッドカバーにコラージュするのに着手した。
元々あったベッドカバーの上を埋め尽くすように配置してみた。足りない…くど過ぎる部分はこっちに使った方がいいやと思って、去年の自分の作りかけの服*(次のタイトルで報告します。)をほどいたりして。
敢えて服の形を生かしたりしたくて鋏で「服の開き」を作ったのが面白かった。
今要所要所をとりあえず待ち針で留めた。初め、しつけしてからミシンで縫うつもりをしてたけど、主人に構想を話したら、やっぱり難しそうなので、とりあえず目立たない色でざっくり手縫いすることになりそう。
ナンジャコリャなようだけど、ちょっとこの絵の世界観や色合いには近づいていると思うので、真っ黒な超大判のシルクのスカーフも発見しているので、そういうものも使ってもっと面白くしたいなぁー。
例えば顔のシルエットの体にするとか手足を作るとか。
使ってない小さくて薄いバッグを貼っても面白そう。
このままだとベッドの上に服を脱ぎ散らかした体だな。



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3/15 10:02
 不思議なもので、ただ覆ってみただけだったのに、だんだん馴染んで来たような気が。
何となく同じ作者のものは似ているような気がして、去年の四方有紀展?後、家の棚の上に置いてある紫野PTAのステンドグラス教室で最速でできたのと、ブリコラージュさんの割れカスモザイクWSで作ったものを載せてみる。
合うなぁ〜〜(笑)。
 

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3/15 10:13
 実は、昨日はこの作業をする前に、この間竹云々言っていたクローゼット中央の剥き出しだった部分の目隠しというか埃除けの為、以前から買ってあって5年以上寝かせていた布をコラージュに使う可能性もあるので必要な長さを確保するのにとりあえず釘や画鋲で打ち付けて切ってみた。
もっと服の肩の部分などが手前にせり出していて竹で浮かす必要があるかもと思ってたけど、収まってるからその為の竹?必要⁇
使うとすると、下に重りの為、また、上にめくって掛けて置いとく為やし上にはその受けだけでよいかも。
どこかのフリマでいつか何かの装飾にと思って買って?いたインドかモンゴル?の手仕事の入った布。ここに配置する談になって初めてクッションカバーだったことに気づきましたf^_^;。しかも、もっと大きい物のような気がしてた。
結果オーライだけど。
そして、これまでただ引っ掛けてるだけだった、レターラックも兼ねた昔3号がインドのお土産に買って来てくれたのんとも相性がいいので、これをもう少し上に上げて、これを下にくっつけようと思案中。
さすがに幅は狭くする必要があるし、下にレターラック付けるなら上に移動する必要はあるけど、これで止まってるなら、このまま釘と待ち針でええかも。待ち針合ってるし。と、思ってしまう、いい加減な私f^_^;。

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コラージュの材料探しの際、こんな。1度も着ているのは見たことないベストが出てきた。

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ここにはちょっと合わなくてやめたけど、「フロリダ」って書いてあるの知ってた?って思う。
で、寝る前にクレモンティーヌのリュックをヒントに出来合いの(家にあればベスト!)真っ黒でスポーティーなリュックに被せて使えば…でも背中側が見えなくなるし…と思い、朝再度見て、試しに羽織ってみたら、髪の毛が茶色くなってたので意外にイケる。
若い時みたいにケンカしないf^_^;。
白いTシャツにジーンズ、白スニーカーなんかに合いそうだ。
この夏着てたら笑ってくださいf^_^;。


22:01
 その後、まず先に用事を済ませ、11時前から縫う。
こんなどデカイもの(今測ってみたら縦242cm×横223cm)に何かを縫い付けたことがないので、いつものモットー「とりあえずやってみる」で。
晴れた日の昼間でボーッとした電気を点けていても、老眼(元々遠視だったらしいけど)の私には暗くて針に糸を通しづらい(そ〜、いつもここでの時間ロスがネック!!)。
座敷での作業に手元を照らせるライトを持って来て電球を変えるところからスタート。延長コードで隅々まで移動できるよう、まずはチビ温存の園長コードの初現場となるも、何せ1mなので程なくもう一つ長いのを探して接続することに。

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最初、右側のワンピースの裾を縫い付けるとこから始めるが、常に脳みそフル回転させながら「目的は、とにかく全てをこれらで覆うこと。手段は選ばない。発注者は自分。自分がよしと思えばそれでよい。誰かに見せる為に作るわけではなく、なる早で。」と言い聞かせながら。
初めは普通に縫うべき場所まで左手で待ち針を打った生地を手繰りながらやっていたんですが、それではめちゃくちゃ分厚くなるしめちゃくちゃやり難く。大きめの刺繍枠を買わなかったことを悔やんだり、糸をめちゃくちゃ使うことを予測して、たまたま工業用ミシン用の大きな黒のミシン糸があってそれを使う中、チビがいつもまさかの玉止めせずミシン方式でどんどん糸を繰り出しながら縫ってるって聞いてそれでやってみたけれど、直線縫いじゃないのでもつれやすく、急がば回れということで、針に糸を通すのをソーイングセットについて来る簡易の糸通し器を使うことで乗り越え、針先で畳の感触を感じる=生地は貫通していると見なすことにより、とにかく「自分がミシンになる」ってことで、ライトの台に鋏と糸と糸通しと針山を載せ、ライトと共に移動しながら、土台になるベッドカバーがあるから一番最初は何となく裾から縫ってしまったけれど、むしろ、服だから、裾は縫わずに置いておいた方が楽しいかも…と、思うようになり、縫うべきところと放っておいた方がいいところを考えながら。出かけるタイムリミットの18時まで、途中ちょっとずつ休憩を挟みながら感覚だけを頼りにザクザク縫い付けて行ったら真ん中の複雑なところを除き、ざっくり縫えてめっちゃ満足。めっちゃ疲れました。まあ目標達成。多分あと1日の作業でできると思います。
やっぱり土台となるべき布があるって大きい。前に布が気に入りすぎて細かな端切れを集めて1枚の大きめの布にした時(**次の次辺りでレポートします。)の方がよっぽど縫わなければならない場所が多くて大変!と、思いました。


3/17 14:59
(〜〜ここから最後の「」までは、「同時並行でこんなこともありましたということでそのままコピペしますが、製作とは関係ないので読み飛ばしていただいて結構です。もしかして心配してくださっている方もいらっしゃるかもと思い、ご報告。3月4日に「several days」連絡取れなくなるんで。と、インスタ投稿があってから音信不通だった2号。無事タイから陸路ミャンマーに着いたところまでは判っているのだけど、気がつけばもう10日どころか2週間近くなるので、流石に、例えば「海外でなんかあった場合、ニュースになる前に家族に連絡あるもんなんかな?」とか、「あとちょっと(3月末か4月頭には帰って来る予定と聞いていた。)やったのに。」とか、「これで何かあったら、「大体許すのがおかしい。」って言われるんやろな?そもそもしたいことできた方が絶対後悔しいひんし!」とか色々頭を駆け巡り(というか、「そろそろ駆け巡らせなアカンのやろな?」気分)、でも、別に夢枕に立った訳でもないし、そもそも昔は出たら出たっきり連絡ないのが普通やったわけやし。と、思いつつ、一応夕べやはり眠れないついでに
「several days って、2、3日って意味やで。」ってメッセージしたら、今日昼ごろ「はいはい。」って返事が来て生存確認が取れました。まだミャンマーのヤンゴンにいるらしいです。
絶賛作業中なので、以上。
あ、主人も天候急変で早上がりで先程帰って来ました。
狙いのイサキとグレと共に。

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3/18 0:09
 “The world I had seen”
公約通り、今日中に(ああー、投稿は18日にf^_^;。)できました!
タイトルは、『私の見ていた世界』。なんちゃって!f^_^;。
仮留めしていた時より融通がきいて、隙間を埋める為に取ってつけたようだったスカートと同素材のスカーフを使わずに済み、バッグと、去年のマヤ暦還暦記念展に出していた私が子どもの頃着てた服をそのまま縫い付けました。
絵に対抗して猫を縫い付けようと思ったけど、猫は本物が丸まったらいいやということで。終了。
あとは、実際掛けてみて垂れ過ぎるようなら端を留めて完成とします。
終わり〜〜!

 

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7:44
 あの服の配置。全く理由はなく、花を生ける時のように、服がここに置いてと言っていたからなので、変てこりんでも気にしない。
最初で最後の作業。
前例なく脳味噌フル回転。
手もフル稼働。
身体も布の上大移動。
やりながら、つくづく、
今、どういう訳か、勉強は机の上で本読みながらするもの、みたいになってるけど、そんなことない〜〜
って思った。


8:05
 おー!現場に持って来た方がよりよいと自画自賛f^_^;。
     もうどこも縫わなくて大丈夫。
               畳と一体化してなくてよかった!


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03/21 20:04
 帰って主人に、「これ(あの覆い)、一生このままで終わりそうやわ…。」と言ったら、「ちょっと縫うたるわ。」ってことになり、晩御飯までにここまで行きましたf^_^;。
ちゃんとアイロン掛けて、飾りを縫って仕上げます!(あ、そこは私が…f^_^;。)
持つべきものは…。

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22 16:44
今日の目論見通り。

(レオ編)

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17:12
そして、今日は、まさかでぽっかり空いたので、これもタイミング
と、思い、昨日の主人の頑張りに応える為、仕上げました。私らしく。
昨日主人は前に話していたイメージに沿って仕上げてくれたのですが、それだと直前に思っていたのとは少し違い。
グレーの布を裁断したのはもしかしたらベッドカバーの装飾に使うかもで、要る長さを確定したかったからで、このくらい余裕を見れば床まで届くだろうとの見込みで切っていたのですが、ご存知のように私、垂直とか直角とかあまり考えてなくて。
かつて「商品」としてのカーテンを作っていたエンジニア系の主人はそこを気にするので、そうしたらかなり短くなっていて。
また何か素材になりそうな服を潰して装飾的に継ぐか、ベッドの頭部分に掛けてる布と同じのを足そうかと思ったのですが、上に付けた四角い布が、元々クッションカバーで、縫い付ける前に裏の黒い布を切り離すので、それを使おうと閃き、今の丈から床までの長さを測って、だいたい縫い代を取ったらそれくらいの長さになるようにパーツを作って、それこそパッチワーク様に装飾することにして、四角の装飾の布を手縫いで付けた後、久しぶりにミシンを出して来て、シルバーグレーの糸が通っていたので、それで黒い布を切った分だけ端をかがってパーツを作り、グレーの布を現場に掛け、試しに待ち針で留めてみたら、当初予定していた縦長の向きだと枚数が足りないけれど、横長の向きにすると、奇跡のようにほぼピッタリ裾を覆うことができ、ほんの少し出た切れ端を縫い繋いでもう一枚パーツを作り、少し重なりを作りながら配置したらピッタリになり、縫い付けました。
長さもちょうどよかったかも。
そしてレターラックから針金を抜き、紐を抜き、上糸だけ紫に変えて縫い付けました。(ミシンで縫い難くて歪んでしまいましたが…f^_^;。)
(そのうち手縫いで留め直すかも…。)
上の方を少し糸で縫い留めて、無事完成しました。

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17:39
本日の目論見通り。ミーちゃん編。

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